産後ケアホテルに安い値段で泊まるには、住んでいる自治体の産後ケアの取り組みを知ることが重要です。
子どもが大きくなるにつれて出費が増えるため、できるだけ安い値段で産後ケアホテルを利用したいですよね。
リゾート感のある産後ケアホテルのような民間施設は、値段も高い上に医療費控除が効きません。
自治体では高確率で産後ケアの取り組みをしているので、制度を利用すればクリニックや助産院に安い値段で泊まれますよ。
この記事では、産後ケアホテルに安い値段で泊まる方法や選び方、東京や首都圏にある民間の産後ケアホテルについて紹介します。
産後ケアホテルに泊まりたいけれど、金額が高くてなかなか利用は難しいとためらいがちですよね。
自宅にベビージムがあれば、ひとりで遊んでくれるのでママが身体を休める時間が取れますよ。
赤ちゃんもゆらゆら揺れるおもちゃに興味津々です♪
産後ケアホテルに安い値段で泊まる方法を紹介!
助成金や、住んでいる地域の産後ケアの取り組みを知れば、産後ケアホテルに安い値段で泊まれる可能性がありますよ。
自治体に助成金制度があるのに知らなかったらもったいないです!
住んでいる地域によって、産後ケアの取り組みや助成金制度などは違いがありますので、調べてみてくださいね。
しっかり調べて制度を利用すれば、想像以上に安く済むことも。
この項目では、産後ケアホテルの利用でもらえる助成金やどのような産後ケアの取り組みがあるかを紹介します。
住んでいる自治体の産後ケアの取り組みを利用しよう
産後ケアホテル利用は、医療費控除対象外ですが非課税世帯5000円、他世帯2500円の助成金が1回の利用ごとにもらえます。
助成日数は5日、食事代は自己負担なので注意してください。
初めての出産、毎日手探りの育児で疲れきってしまい、産後ケアホテルに泊まってゆっくりしたいと思いますよね。
産後ケアホテルでの費用は医療費控除の対象にはなりませんが、非課税世帯であれば1回5000円の支援が受けられます。
課税世帯には、助成金はないの?
令和5年度から、非課税世帯以外の妊婦さんでも、1回2500円の利用料免除が5日間(食事は自己負担)受けられるようになりました。
民間企業での産後ケアホテルでも利用料の免除が受けられるという記載はありません。
自治体と提携した助産院やクリニックでの産後ケアのみが対象かもしれないので、注意が必要です。
利用料の免除方法は自治体によって異なるので、お住いの地域の市役所にお問い合わせくださいね。
退院直後の母子に対して心身ケアや育児サポートなどを宿泊型、日帰り型、訪問型などさまざまな方法で実施しています。
私の住んでいる地域では、出産後、無料で自宅に保健師さんが訪ねてきてくれて心配ごとを聞いてくれる機会がありました。
宿泊型のサポートはありませんでしたが、困ったときはすぐに電話してねと言ってもらえて、とても心強かった記憶があります。
お住まいの地域ではどのような産後ケアの取り組みがあるのかを、市役所で尋ねてみるのもおすすめですよ。
助成金制度の利用には自治体への申し込みが必須
どの自治体でも、市のホームページの産後ケア事業についてのページから申し込みが必要です。
簡易電子申し込みができる自治体もあれば、保健師と面談して利用できるかどうかの判断が必須な自治体も。
あなたの住んでいる自治体の申し込み方法はどのような手順で実施されているのか調べてみてくださいね。
面談を実施する自治体は、サービスを利用したいと思ってからだと申請が通るまでに時間がかかるので、早めに申し込んでおくのがポイント。
赤ちゃんが4ヶ月になるまでの利用としている施設が多いので、早めに産後ケアを検討しましょう。
おすすめはクリニックや助産院で宿泊すること
住んでいる地域によっては、クリニックや助産院で安い値段で宿泊できるところもありますよ!
東京都北区では、産後ショートステイの取り組みで赤ちゃんが生後4ヶ月になる日まで3泊4日分、クリニックや助産院を安く利用できます。
日帰りの産後ケアは、生後6ヶ月になる日まで6日間サポートしてもらえますよ。
金額は以下のとおり。
サポート内容 | 1日あたりの金額 |
ショートステイ (宿泊) | 3,300円 多胎児2人目以降 1,100円加算 |
デイケア (日帰り) | 2,500円 多胎児2人目以降 840円加算 |
東京都世田谷区でも産後ケアセンターや小児科、病院などで宿泊や日帰り、訪問を活用し産後ママに寄り添う取り組みがなされています。
以下の金額で宿泊、日帰り、訪問でのサポートをしてもらえますよ。
サポート内容 | 金額 |
ショートステイ (宿泊) | 1泊2日 9,000円 その後1日ごとに 4,500円 多胎児2人目以降500円加算 |
デイケア (日帰り) | 1日 3,000円 多胎児2人目以降250円加算 |
アウトリーチ (訪問) | 1回 2,000円 多胎児2人目以降200円加算 |
利用金額に差があったり、北区のように訪問産後ケアの取り組みがない自治体もあります。
あなたのお住まいの地域でも、クリニックや助産院などに産後ケアホテルに安い値段で宿泊できるかもしれないので調べてみてくださいね。
住んでいる自治体で産後ケアの取り組みがなかった場合は、民間企業が運営する産後ケアホテルを検討してみましょう。
産後ケアホテルの選び方は?月齢などポイントを紹介
産後ケアホテルの選び方として大切なのは、受け入れ可能な赤ちゃんの月齢を確認し、施設の口コミを徹底的に調べること。
施設によっては、生後間もないころから生後4ヶ月までしか利用できないことも。
気に入っている施設があったとしても、受け入れ可能な赤ちゃんの月齢を過ぎてしまっていれば、産後ケアホテルを利用できません。
まずは利用できる月齢を確認し、利用できる場所のなかからあなたに合った施設を見つけてくださいね。
この項目では、産後ケアホテルの選び方のポイントについて紹介します。
受け入れ可能な赤ちゃんの月齢を確認しよう!
産後ケアホテルを選ぶときは、その施設で決められている、受け入れ可能な赤ちゃんの月齢を調べるのが大切。
産後4ヶ月まで受け入れ可能である産後ケアホテルが多い印象ですが、産後12ヶ月までOKという施設もあるようです。
赤ちゃんの月齢によっては、産後ケアホテルの利用を受け入れてもらえないので注意が必要ですよ。
赤ちゃんの月齢がどれくらいまで受け入れができるのかは、施設によってさまざまです。
生後2ヶ月までしか受け入れてもらえない施設も。
しかし、東京江戸川区にある、Coral Sango Salon(トータル産後サロン)では、生後12ヶ月まで受け入れ可能です。
施設名 | Coral Sango Salon(トータル産後サロン) |
住所 | 〒132-0035 東京都江戸川区平井3−11−8 |
最寄り駅 | JR中央・総武線『平井』駅から徒歩5分 |
早い段階から受け入れ不可になってしまう施設が多いなか、生後12ヶ月まで受け入れてくれる施設はなかなかありませんよ!
産後ケアホテルを選ぶ際は、必ず受け入れ可能な赤ちゃんの月齢をチェックしてくださいね。
サービスや設備など必要な内容は事前に確認しておこう
産後ケアホテルを利用する前に、利用者の口コミを確認したり、あなたの受けたいサービスがあるのか調べたりするのが重要です。
宿泊したはいいものの、思ったのと違った…なんて感じてしまったら本末転倒ですよね。
産後ケアホテル選びの際に確認すべきことを6つ紹介します。
しっかり調べて、あなたの希望にあった施設の利用を検討しましょう。
エステを別途有料で行っている産後ケアホテルもあるので、余計な出費が増えてしまわないように気をつけてくださいね。
インスタグラムやX、Googleマップなどの口コミで、利用者の生の声を参考にするのが選び方のコツですよ。
施設を利用できる赤ちゃんの月齢の確認も忘れないでくださいね!
ひとまず身体を休めたいならベビージムで少しの休息を
産後ケアホテルの利用を待たずに、今すぐ身体を休めたいなら、赤ちゃんがひとりで遊べるベビージムがおすすめ。
初めての出産、手探りの育児で日々疲れがたまって、産後ケアホテルの利用を考えるのは普通のこと。
出産前の妊婦さんは、これからの不安で押しつぶされそうになっていることもあると思います。
生後間もないときは3時間ごとの授乳で寝不足になるママが多いので、赤ちゃんが寝ているときは絶対にママも寝ましょうね。
お気に入りのおもちゃがあるとひとりで機嫌よく遊んでくれ、ゆっくりしたり家事をしたりする時間ができるのでありがたいです。
少しでもママが休める時間を作りたいなら、赤ちゃんがひとりで楽しく過ごしてくれるベビージムがおすすめですよ。
産後ケアホテルで東京の安い所は?首都圏の施設も紹介
東京にはいくつかの産後ケアホテルがありますが、民間ホテルに安い値段で泊まるには、千代田区にある「ママレヴァータ」がおすすめ。
しかし、東京にこだわりがない場合、県外のホテルに「ママレヴァータ」よりも安い値段で泊まれるホテルがありますよ。
ホテルを決めるときには、泊まりたい日の値段が実際いくらか確認が必要。
値段だけ見て安いと感じても、土日祝日になると料金が変動して値段が高くなるホテルもあるんです。
トータルの料金がいくらになるかを確認した上で、ホテルを予約するようにしましょう。
この項目では、東京や首都圏にある産後ケアホテルついて、特徴や料金などを紹介します。
東京の施設のなかで比較的安いのはママレヴァータ!
東京都千代田区にあるMamma Levata(ママレヴァータ)は比較的安い値段で宿泊できますよ。
宿泊だけでなく、夜ゆっくり休みたいママにありがたいナイトステイプランや、日帰りプランもあります。
料金については以下のとおり。
部屋名 | スイートピー (Sweet pea) | マーガレット (Margaret) | ラベンダー (Lavender) |
---|---|---|---|
広さ | 28㎡ | 37㎡ | 41㎡ |
設備 | 浴室 | 浴室 洗面台 | 浴室 洗面台 |
ベッド | ツイン | ツイン | ツイン |
1泊2日 料金 (税込) | ¥58,800 | ¥68,800 | ¥73,800 |
食事付きの 1泊2日 料金 (税込) | ¥69,800 | ¥79,800 | ¥84,800 |
東京都の産後ケアホテルのなかで比較すれば安いですが、県外のホテルと比べると安くない値段設定です。
少しでも安い値段の産後ケアホテルがいいなら、都心から離れた場所も視野にいれるといいですよ。
千葉のマミーキャンプ東京ベイは5万円以内で宿泊可能!
Mammy Camp Tokyobay(マミーキャンプ東京ベイ)は東京の産後ケアホテルに泊まるよりも安い値段で宿泊できますよ。
産後ケアホテルを選ぶときに「食事がおいしいところ」という条件は外せないものだと考えるひとは少なくありません。
マミーキャンプ東京ベイでは、施設内で作られた家庭料理が振る舞われるんですよ!
食事の時間が近づくにつれて、美味しそうな匂いが漂ってきそうですよね。
おいしい家庭料理も食べられて安く泊まれるので、東京の産後ケアホテルよりおすすめです。
料金プランについては以下のとおり。
客室 | 1泊2日 料金 (税込) |
---|---|
スタンダードルーム | ¥47,300 |
スーペリアルーム | ¥53,900 |
スイートルーム | ¥77,000 |
1泊2日より、好きな日数で宿泊できます。
値段は安くありませんが、5万円を切っているので、ほかの産後ケアホテルよりは安く感じますよね。
マミーキャンプ東京ベイの料金は、土日祝に価格が高騰する、価格変動性が導入されていないので、これ以上高くなりません。
比較的安い値段で泊まれて、ぬくもりのある家庭料理が食べられるのでおすすめです!
安くて高級感が味わえるマームガーデンリゾート葉山
マームガーデンリゾート葉山は、ラグジュアリーなホテルですが、プランによっては4万円台で宿泊できます!
首都圏にお住まいなら、「マームガーデンリゾート葉山」がおすすめです。
日々の疲れをいっきに忘れさせてくれるような、高級感あふれる日本最大のリゾート型産後ケアホテルですよ。
マームガーデンリゾート葉山のプランは3つに分かれています。
プラン | 赤ちゃんの 受け入れ可能な月齢 |
---|---|
フルサポート リカバリープラン | 生後間もなくから 最大4ヶ月未満 |
ハーフサポート リフレッシュプラン | 生後1ヶ月から 最大4ヶ月未満 |
エンジョイ リゾートプラン | 生後4ヶ月から 最大1歳未満 |
「フルサポート・リカバリープラン」で10~15泊する場合の1泊の料金表は以下のとおり。
部屋タイプ | 部屋数 | 眺望 | 1泊2日 料金 (税込) |
---|---|---|---|
バリュー | 3室 | マウンテン | ¥42,000 |
スタンダード | 31室 | マウンテン or オーシャン | ¥61,000 |
スタンダード | 31室 | オーシャン 指定 | ¥64,000 |
ハリウッド ツイン | 9室 | マウンテン | ¥85,000 |
ロイヤル スイート | 4室 | オーシャン | ¥121,000 |
「ハーフサポートリフレッシュプラン」で2~4泊する場合の1泊の料金表は以下のとおり。
部屋タイプ | 部屋数 | 眺望 | 1泊2日 料金 (税込) |
---|---|---|---|
バリュー | 3室 | マウンテン | ¥31,000~ |
スタンダード | 31室 | マウンテン or オーシャン | ¥50,000~ |
スタンダード | 31室 | オーシャン指定 | ¥53,000~ |
ハリウッドツイン | 9室 | マウンテン | ¥74,000~ |
ロイヤルスイート | 9室 | オーシャン | ¥110,000~ |
「エンジョイリゾートプラン」で2~4泊する場合の1泊の料金表は以下のとおり。
部屋タイプ | 部屋数 | 眺望 | 1泊2日の料金 (税込) |
---|---|---|---|
バリュー | 3室 | マウンテン | ¥20,000~ |
スタンダード | 31室 | マウンテン or オーシャン | ¥33,000~ |
スタンダード | 31室 | オーシャン指定 | ¥36,000~ |
ハリウッドツイン | 9室 | マウンテン | ¥57,000~ |
ロイヤル スイート | 9室 | オーシャン | ¥930,000~ |
マームガーデンリゾート葉山は芸能人が利用したこともあり、大変人気な施設。
エンジョイリゾートプランの直近の空き状況を見たところ、最上級の部屋のタイプしか予約できず、1泊95,000円との記載が。
ランクが下のお部屋は満席で、予約ができないことが多いので、利用料金は1泊40,000円以上かかると思っておきましょう。
1泊40,000円以上かかるのが高いと感じるなら、可能であれば子どもを誰かにあずけてホテルでゆっくり過ごすのもいいかもしれません。
マームガーデンリゾート葉山なら安い値段でラグジュアリーな気分を味わえ、いつも以上にリラックスできますよ。
まとめ
- 産後ケアホテルに安い値段で泊まりたいなら、国の2,500円から5,000円の助成金が出る制度を使うといい
- 県や市町村にはどのような産後ケアの取り組みがあるのか調べて、利用できる助成制度がないか確認する
- 助成金制度を利用するには申し込みが必要で、面談が必須な自治体もあるので早めに申し込んでおくのがポイント
- クリニックや産院に助成金制度を利用して泊まれば、安く済む場合がある
- 利用できる赤ちゃんの月齢は生後2ヶ月から生後12ヶ月までなど、施設によって違いがあるのでしっかりと確認する必要がある
- 施設を選ぶときは、利用できる赤ちゃんの月齢のほかにサービス内容や料金、別途料金、必要な持ち物、口コミ、立地などを確認する
- 産後ケアホテルに泊まるのが難しい場合は、少しでも休めるようにベビージムを置いて赤ちゃんがひとりで遊べる空間をつくるといい
- 東京で産後ケアホテルに安く泊まりたい場合、ママレヴァータが比較的安いのでおすすめ
- 千葉県にあるマミーキャンプ東京ベイは東京の産後ケアホテルより安く、施設内で作られた家庭料理が魅力
- 神奈川県にあるマームガーデンリゾート葉山は、ラグジュアリーなホテルだが、プランによっては4万円台で宿泊できる
産後ケアホテルに宿泊したいと思っても、安い施設がなくてお金の面でためらってしまうことがほとんど。
ただ、自治体の取り組みで助成金があったり、クリニックや助産院などに安い値段で宿泊できたりする場合もあるんです。
しっかりと下調べすれば、安い値段で泊まれる産後ケアホテルが見つかりますよ。
お金の心配をできる限り少なくして、産後の疲れを癒やしてくださいね。
安い産後ケアホテルに泊まって癒やされても、毎日の育児は続いていくので、できれば家でもゆっくり休みたいですよね。
MamimamiHomeのベビージムは木製であたたかみがあり、インテリアとしてお部屋になじむのが特徴です。
赤ちゃんに楽しく遊んでもらって、家でもママがゆっくりできる時間を作りましょう!