1000万円あれば何年暮らせるの?
生活に必要な費用は暮らし方によって違いますよね。
1000万円で20年間も暮らせる場合もあれば、3年間しか暮らせない場合もあるんです。
1000万円を目標に貯金をしようと思っても、なかなか思うようにいかないですよね。
また、老後に必要な資金は、まだ先のことと思っていても、いざその時にすぐには用意できません。
私は、「ぜいたくをしなければ1000万円は、老後資金としては十分だろう」と思う一方で「実際何年暮らせるのかな」と不安がずっと心の中にありました。
しかし「1000万円あれば何年暮らせるのか」具体的に調べることで、不安は解消され、前向きな気持ちになれましたよ!
この記事では、1000万円で何年生活できるのかを、老後にもらえる年金と合わせて考えています。
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1000万円で何年暮らせる?2パターンを紹介!
1000万円あれば何年暮らせるでしょうか?
単身者で約6年間、夫婦2人で約3年半暮らすことができます!
生活費は暮らし方によって全然違いますよね。
その中でも、家族構成は生活費に特に大きな影響をもたらします。
単身者の場合は6年3ヵ月暮らすことができる!
単身者の場合は、1000万円で何年暮らせるのでしょうか?
単身者は1ヵ月の生活費が132,476円であると言われています。
1000万円では、約6年3ヵ月暮らすことができるのです。
ちなみに、生活費は以下の内訳で計算しました。
食費 | 36,322円 |
住居費 | 13,090円 |
光熱費 | 12,610円 |
家具・家事用品 | 5,077円 |
被服及び履物費 | 2,940円 |
保険医療費 | 8,429円 |
交通・通信費 | 12,213円 |
教育費 | 0円 |
教養娯楽費 | 12,609円 |
その他 | 29,085円 |
非消費支出
直接費 | 6,056円 |
社会保険料 | 6,158円 |
住んでいる地域や、生活の仕方によって、必要な生活費は変わってきますね。
しかし、こちらを参考に、1000万円で可能な生活をイメージできるのではないでしょうか!
夫婦2人の場合は3年7ヵ月暮らすことができる!
夫婦2人の場合は、1000万円で何年暮らせるのでしょうか?
夫婦2人は1ヵ月の生活費が224,436円であると言われています。
1,000万円では、約3年7ヵ月暮らすことができるのです。
内訳は下記を参考にしてくださいね。
食費 | 65,789円 |
住居費 | 16,498円 |
光熱費 | 19,496円 |
家具・家事用品費 | 10,434円 |
被服及び履物費 | 5,041円 |
保険医療費 | 16,163円 |
交通・通信費 | 25,232円 |
教育費 | 2円 |
教養娯楽費 | 19,239円 |
その他 | 46,542円 |
非消費支出
直接費 | 12,109円 |
社会保険料 | 18,529円 |
1000万円貯めるには何年もかかるのに、無くなるのは数年なんですね。
1000万円で約3年半では、老後のための貯金はいくら必要なのかと余計不安になってしまいますね。
しかし、これはあくまで支出のみで考えた場合です。
老後も年金などの収入がありますよね。
収入があれば、貯金1000万円でも3年半以上生活していくことができるはずです!
1000万円は何年で貯金した?達成割合や貯金方法を紹介
世の中には、1000万円の貯金ができている家庭がどのくらいいるのか気になりますね。
1000万円以上貯金がある割合は、単身者であっても家族世帯であっても半分以下の割合が多いです。
こちらも単身者と家族世帯の2パターンに分けて、紹介します!
単身者の場合は60代でも3割が1000万円貯金がある
まずは、単身者で貯金1000万円以上ある場合の割合を紹介します。
割合は以下の通りです。
20代 | 1.7% |
30代 | 9.1% |
40代 | 17.3% |
50代 | 20.2% |
60代 | 32.2% |
割合で見ると1000万円の貯金があるパターンは少ない印象です。
20代では、1.7%とかなり少ないですが、60代では、3人に1人が貯金1000万円以上を持っていることが分かりました。
年代が高くなる程割合は増えていますね。
家族世帯の場合は60代で半分以下が1000万円貯金がある
次に家族世帯で貯金1000万円以上ある家庭の割合を紹介します。
割合は以下の通りです。
20代 | 4% |
30代 | 20.4% |
40代 | 32.7% |
50代 | 42% |
60代 | 46.7% |
家族世帯の場合も、年代が上がるにつれて貯金額が増えていますね。
家族世帯で1000万円の貯金がある場合の割合は、50代以降は4割以上を超えていました。
とはいえ、決して多い訳ではありません。
特に20代・30代ではかなり少ない割合です。
1000万円貯める方法を紹介!コツは計画性にあった
どうすれば1000万円貯めることができるのか気になりますよね。
なんとなく初めてもなかなか貯まらないのが貯金です。
でも、コツを掴めば、計画的に貯めることもできますよ。
貯金を貯めるコツを教えます!
1,貯金する目的と金額を決める
目的と金額を決めることで、自分の意識が変わります。
貯金を切り崩しそうになった時、ためらうはずです。
2,家計簿をつけて収支管理をする
収支を把握することで、計画的に貯金をすることができます。
また、光熱費や保険代など固定費の見直しをするきっかけにもなるかもしれません。
まずは1ヵ月続けてみるのはどうでしょうか。
3,先取り貯金に取り組む
先に貯金額を取っておき、残ったお金で生活する方法です。
気軽に始められる、かつ、一番効果的だとも言われている方法です。
4,貯金用の口座を持つ
日々の生活費と貯金が紛れないために、貯金用の口座を作ることもおすすめです。
貯金額が目に見えて分かることで、モチベーションにも繋がりますよ!
5,買い物は予算を決めて計画的に
余分な買い物をしないために、買い物の予算を決めておくとよいでしょう。
買うものも決めておけば、予算を超えることもないですね。
6,資産運用を行う
より早く1000万円貯めたい場合、資産運用も一つの手かもしれません。
今はインターネットでもたくさん紹介されていますね。
資産運用をする場合は、万が一損する可能性も考えて、貯金の一部を運用するという方法がおすすめです。
以上、貯金のコツ6つを紹介しました。
やりやすい方法、続けられるやり方は違いますので、自分に合った続けられるやり方を探してみてくださいね。
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1000万円で何年暮らせる?年金だけで暮らせるケースも
将来、年金をいくらもらえるか気になりますよね。
1000万円の貯金に、年金が加わることで単身者も夫婦2人暮らしも、ぜいたくな生活をしなければ年金だけでも生活できます。
では、年金とはどのようにしてもらうことができ、またどれくらいの額を支給されるのでしょうか?
ここでは、年金についてと、どのくらいの年金で生活できるかを解説します!
年金の種類は2種類!厚生年金は会社員や公務員が加入
もらえる年金の金額は職業・現役時代の収入によって異なります。
年金は全員がもらえる「国民年金」、会社員や公務員がもらえる「厚生年金」の2種類。
国民年金 | ●日本に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての人が加入している ●自営業やフリーランスなどは、国民年金のみ ●会社員、公務員に扶養されている場合も国民年金のみ |
厚生年金 | ●会社員や公務員が加入している ●国民年金+厚生年金という仕組みで、国民年金のみ加入している場合と比べ、もらえる年金額が多い ●加入期間と、現役時代の収入によって支給額が異なる |
会社員の場合は、年金額が給与から控除されています。
そのため、自分が何の年金に加入しているのか、意外と知らない場合も多いかもしれませんね。
私も、前は給与明細をよく見ておらず、自分が何の年金に加入しているのか知りませんでした。
また、月々いくら年金を支払っているかは知っていても、いくら貰えるかは知らない場合が多いのではないでしょうか。
次は、年金も老後の生活費にあてた場合、貯金1000万円で何年暮らせるのか見てみましょう。
単身者の場合は年金だけで暮らせる場合がある!
会社員として働いていた場合、月の年金額は国民年金・厚生年金合わせて、男性の場合は164,770円、女性の場合は103,159円です。
単身者の生活費は132,476円でした。
男性はぜいたくをしない暮らしであれば、年金だけで暮らせますが、女性の場合は厳しいです。
しかし、1000万円の貯金があれば年金と合わせて生活していくのに困ることが少ないでしょう。
貯金1000万円だけでは10年も暮らすことができず、とても心配になりましたが、
年金と合わせて考えることで、老後の生活についての不安な気持ちがなくなりました。
具体的な金額を聞くと、老後の生活のイメージができますね。
夫婦2人の場合は共働きの場合は年金だけで暮らせる
2人とも会社員として働いていた場合、月の年金額は国民年金・厚生年金合わせて267,929円です。
夫婦2人の場合は、生活費が224,436円でした。
共働き夫婦もぜいたくをしない暮らしであれば、年金だけで暮らせそうです。
私は専業主婦なんですが…
パートナーが、専業主婦(夫)で国民年金のみの場合もありますよね。
妻が専業主婦の場合は、平均受給額が毎月218,469円です。
パートナーが専業主婦(夫)の場合は、年金だけの生活は少し難しいかもしれません。
しかし1000万円の貯金があれば、安心して生活できそうですよ。
年金支給額は今後減少する!1000万円の貯金で備えよう
でも、年金って本当にもらえるの?私が受け取る時にはもっと減っているんじゃ…
そう思って不安になっていませんか?
残念ながら、将来年金の受給額が下がることは避けられないと言われています。
最近では、令和3年度から0.4%の引き下げとなっています。
そうなると、年金の減額にも備えて置く必要がありそうですね。
ここでは1000万円としましたが、自身のライフスタイルにあった貯金で備えてくださいね。
まとめ
・単身者の場合、1,000万円で暮らせるのは6年3ヵ月
・夫婦2人の場合、1,000万円で暮らせるのは3年7ヵ月
・1000万円の貯金がある人は、単身者であっても家族世帯であっても半分以下の割合が多い
・1000万円貯めるためには、節約を意識するなどのコツを押さえて計画的に貯金を行うことが大切
・単身者の場合、男性は年金だけでも暮らしていける場合もあるが、女性は厳しい
・共働き夫婦の場合、年金だけでも暮らしていけるが、専業主婦夫婦の場合、年金だけでは足りない可能性が高い
・将来年金の受給率が下がることは避けられないと考え、年金減額に備える必要がある
65歳で定年を迎えた後、80歳まで生きたとしても15年間の生活資金が必要となってきますね。
なかには、老後に今まで行けなかった旅行や、趣味に没頭したいときもあるでしょう。
まずは自分の目標とする生活レベルを維持するには、いくら必要なのか書き出してみてください。
いくらあれば何年生活できるのか知り、計画的に資金を用意することで、安心して老後を迎えることができます。
\安心感を高めるためにも、貯蓄の方法から見直していきましょう!!/
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