ローズマリーがたくさんお庭に生えているけれど、有効に活用できないかしら?
生のローズマリーには、よく知られている料理での活用はもちろん、美容やお風呂、掃除などでも有効な使い方があります。
ローズマリーを料理で使うことはよく知られていますが、その他の使い方はあまり知る機会がないのではないでしょうか。
お庭でただ愛でるのも楽しいですが、自分で育てたものを活用できると更に嬉しいですよね。
この記事では生のローズマリーの使い方はもちろん、ローズマリーを使うグッズの作り方もお伝えします。
生のローズマリーにはたくさんの使い方があるので、あなたのお気に入りの方法を見つけてみてくださいね♪
ローズマリーの使い方で生のままのフレッシュ感が最高?
生のローズマリーには、料理はもちろん、化粧水やヘアオイル、入浴剤、掃除、消臭剤など幅広い使い方があります。
料理だけじゃなくて、いろんな使い道があるのね!
生のままでの使い方がたくさんあるので、摘みたてのローズマリーをそのまま使うことができますよ。
ちなみに生のローズマリーと乾燥ローズマリーの違いはこちらです。
【生のローズマリー】
- 葉が柔らかく、フレッシュ感がある
- 摘み取ってすぐ使える
- 日持ちがしにくいので、すぐ使うかオイル漬けなどにするのがおすすめ
【乾燥ローズマリー】
- 香りが生より強い
- 摘み取った後に乾燥させる手間がある(はじめから乾燥ローズマリーを買う)
- 少し硬いので、料理でそのまま使うと口の中に葉が残ってしまう
これから生のローズマリーの使い方を、それぞれ紹介していきますね。
料理のアクセントとしてや臭み取りにも
生のローズマリーの一番ポピュラーな使い方は、料理に使う方法です。
料理での使い方をまとめてみました。
- 肉や魚のくさみをとるために使う
- 肉の下処理で生のローズマリーをこすりつけて、香りづけする
- 蒸し料理と一緒に生のローズマリーを蒸して、香りづけする
- 油や酢に生のローズマリーを付け込んで、料理やドレッシングに使う
- 洋風だしとして使う
- 飾りとして添える
- ハーブティーとして飲む
ローズマリーの爽やかな香りが食欲をそそりますね。
ただ飲む時には注意が必要な場合があるので、チェックしましょう。
またハーブティーとして飲む場合は、飲みすぎない・長期に渡って大量摂取しないことも覚えておきましょう。
天然の虫よけとしても使える
人にとっては良い香りのローズマリーですが、虫はこの香りが苦手なようです。
そのため、天然の虫よけとして使うことができます。
お庭やベランダにローズマリーがあるだけで、虫が寄ってきにくいですよ。
また生のローズマリーを鍋で煮出し、ローズマリーを取り出したら、天然の虫よけスプレーにもなります。
ローズマリーの使い方は魅力的なものが多いので、自分に合う使い方を見つけてみてくださいね。
次からも、どんどんローズマリーの使い方をお伝えしていきますよ!
ローズマリーの使い方で美容に役立つ2アイテムを紹介
ローズマリーは「若返りのハーブ」と呼ばれ、化粧水としても昔から使われています。
14世紀ハンガリー王妃エリザベートは、ローズマリーを使った化粧水や飲料水のおかげで健康と美貌を取り戻したという伝説があります。
しかも当時70歳だった彼女に、20代のポーランド王子が求婚したそうです。
ローズマリーは抗酸化作用や抗炎症作用があるので、肌の老化や炎症をおさえることにつながっています。
そのため、ヘアオイルにして頭皮のケアにも適していますよ。
若返りハーブ「ローズマリー」を美容に役立てたいわ!
そんなあなたに、美容に関するおすすめの使い方2つとその作り方をお伝えします。
煮出し不要!!ローズマリーを水に漬けて化粧水を作ろう
ローズマリーを水に漬けておくだけで、化粧水が作れます。
鍋で煮出す必要はありません。
ローズマリーなどのハーブは熱に弱く、精油の成分が高温で壊れてしまいます。
簡単に作れて、しっかりローズマリーの成分が入った化粧水が作れるのは嬉しいですよね♪
ここから、化粧水の作り方をお伝えします。
- 1.生のローズマリーを葉の部分だけ摘み取り、よく洗う
※茎ごと取ってきて、指先で茎を押さえて、根元の方向に指を滑らせると簡単に葉がとれます
※乾燥したローズマリーを使う場合は、この過程は省略します - 2.容器にローズマリーを入れる
- 水を注いでふたを閉め、冷蔵庫で一晩置いておく
※6~8時間ほどは置いておきましょう
- ローズマリーを茶こしでこして、もう1つの容器に入れる
※容器の口が狭いとこぼれやすいので注意
※やりにくかったら、こした化粧水を大きめのボウルなどに一旦入れてから容器に移しても大丈夫です - できあがり
この化粧水は冷蔵庫で5日~2週間ほど保存できますよ。
使い方はとっても簡単、顔や身体に好きなだけ塗りましょう!
こんなに簡単に作れると、「自家製美容グッズは作るのが大変」というイメージが変わりそうです。
ローズマリーを使ったヘアオイルでサラサラヘアに
ローズマリーをオリーブオイルに漬けて、ヘアオイルが作れます。
オリーブオイルに漬けたら放置するだけで完成なので、とってもお手軽に作れますよ♪
ここからヘアオイルの作り方をお伝えします。
- ローズマリーの枝・葉を水で洗う
※枝ごとオイルに漬けるので、全体を洗いましょう
※乾燥したローズマリーを使う場合は、この過程は省略します - 水気をふき取り、一晩乾かす
※キッチンペーパーの上で乾かしても良いし、どこかに吊り下げて乾かしても良いです
※乾燥したローズマリーを使う場合は、この過程は省略します - 保存する容器乾いたローズマリーをそのまま入れて、オリーブオイルを注ぐ
※ローズマリーがそのまま入らなければ、適当な大きさにはさみで切りましょう
- 2週間~1か月ほど放置して、できあがり
※放置している間に、ローズマリーの有効成分がオイルに抽出されます
他のハーブもブレンドして、色々な香りのヘアオイル作りに挑戦するのも良いですね。
髪の毛を洗った後に使うのはもちろん、洗う際にシャンプーに1・2滴ヘアオイルを混ぜる使い方もおすすめです。
ローズマリーは頭皮の血行を促すので、頭皮ケアアイテムになりますよ。
ローズマリーの使い方はお風呂の入浴剤やバスソルトも
ローズマリーはお風呂にそのまま入れて入浴剤にしたり、粗塩と混ぜてバスソルトにしたりする使い方があります。
ローズマリーには血行促進の効果・効能があるので、身体がより温まりますよ。
またローズマリーの香りで、リラックスもできますね。
ここからそれぞれの使い方・作り方についてお伝えしますね。
- 生のローズマリーの枝をお好みで束ねる
※3~4本程度は使うのがおすすめです
- 洗濯ネットやお茶出しパックにローズマリーを入れる
※ローズマリーの方がネットやパックより大きい場合は、はさみで適当な大きさに切りましょう
- お風呂にローズマリーを入れ、お湯を張る
蛇口からお湯を入れてローズマリーに当てると、より成分が抽出されやすいです
お手軽にローズマリーを楽しめる使い方で、忙しいあなたにもぴったりです!
粗塩やアロマオイルと一緒にローズマリーを混ぜれば、バスソルトも簡単に作れます。
ローズマリーはどんなアロマとも合うのが嬉しいポイントです。
その中でも特に相性が良いアロマには、ラベンダー・ユーカリなどのウッディ系・レモングラスが挙げられます。
- 粗塩にお好みのアロマを混ぜる
※アロマなしの場合、この過程は省く
- ローズマリーを1.に加えて半日ほど放置してできあがり
バスソルトにすると保存しやすいので、多めに作っておいて日々使うのもおすすめです。
お風呂は一日の疲れをリフレッシュする大切な時間ですよね。
ローズマリーの使い方を知って、素敵なバスタイムにしましょう。
ローズマリーの使い方で掃除に使えばお部屋もスッキリ
ローズマリーには天然の抗菌・殺菌作用があるので、掃除で使うことに向いています。
汚れを見ると洗剤を使わなければいけないように感じてしまいますが、自然のものを使って掃除ができますよ♪
赤ちゃんや小さい子がいる場合、特に成分には気を付けたいですよね。
ここからは掃除でのローズマリーの使い方をお伝えします。
ハーブビネガーを作ってトイレ掃除に
お酢にハーブを漬けてハーブビネガーを作れば、トイレ掃除などに使えます。
お酢の抗菌作用で雑菌の繁殖を抑え、便器の中の汚れ防止になります。
もちろんトイレの床や壁にも使えるので、ハーブビネガーを1本用意しておけば、トイレ掃除には困りません。
またお酢の酸性成分で、水あかや石鹸のカスも落とせるので、キッチンの掃除やお風呂掃除、窓ふき、床ふき、壁ふきなどにも使えます。
家の中まるごと、これ一本で掃除できちゃうわね♪
- 塩素系漂白剤と混ぜると危ないので、混ぜてはいけません
※酢と塩素系漂白剤を混ぜると有毒なガスが発生する - 大理石、タイル、無垢材には向きません
※ムラになってしまう恐れがある - 真っ白の布や、変色すると困るものには使わないでください
※ローズマリーの色素が付着してしまう可能性がある - 皮膚に赤みやかゆみなどが出た場合は使用をやめましょう
さっそくハーブビネガーの材料と作り方を見ていきましょう。
お酢はいろいろな種類があるので、手に入りやすいものを使用してください。
- 保存用の容器にローズマリーを入れて、お酢を入れる
※はじめはお酢のツンとしたにおいが気になりますが、ローズマリーの香りで気にならなくなりますよ
- 蓋を閉め、軽く数回振って、2週間ほど冷暗所で放置
- 出来上がったお酢をスプレーボトルに入れ、水で割る
※ハーブを茶こしなどで濾してからボトルに入れても良いです
ローズマリー以外にも、ラベンダーやペパーミント、カモミール、セージなどのハーブもおすすめです。
自分でお好みのハーブをブレンドして、オリジナルのハーブビネガーを作ってみてくださいね。
ローズマリーを使って消臭剤も作れる
ローズマリーには消臭効果があるので、天然の消臭剤としての使い方もあります。
置くだけで簡単な消臭剤の作り方をお伝えします。
生のローズマリーよりも乾燥ローズマリーの方が長持ちするので、今回は乾燥ローズマリーで作ってみましょう。
- 乾燥ローズマリーを重曹に混ぜ、保存する容器に入れる
- ガーゼやレースで容器に蓋をする
輪ゴムで蓋を閉じれば、蓋がずれませんよ
- トイレや靴箱など、臭いが気になる場所に置いたらできあがり
香りを強くしたければ、ローズマリーの量を増やしましょう。
他のハーブを混ぜても良いですし、あなたらしい使い方で生活に取り入れてみてくださいね。
まとめ
- 生のローズマリーには、料理はもちろん、化粧水やヘアオイル、入浴剤、掃除、消臭剤など幅広い使い方がある
- ローズマリーには虫よけの効果や殺菌作用がある
- ローズマリーは「若返りのハーブ」と呼ばれ、化粧水としても昔から使われている
- ローズマリーを水につけておくだけで、化粧水が作れる
- ローズマリーをオリーブオイルに漬けて、ヘアオイルが作れる
- ローズマリーはお風呂にそのまま入れて入浴剤にしたり、粗塩と混ぜてバスソルトにしたりできる
- お酢にハーブを漬けてハーブビネガーを作れば、トイレ掃除などに使える
- ローズマリーには消臭効果があるので、天然の消臭剤として使える
お伝えしたローズマリーの使い方では、生のローズマリーを使用しています(消臭剤以外)。
ローズマリーは育てやすいハーブなので、お家で育てて、使いたい時に生の摘みたてローズマリーを使うのもおすすめです。
ローズマリーの量を調整したり、他のハーブも混ぜたりすることで、世界でたった一つあなただけのローズマリーグッズができますよ。
簡単にできるものばかりなので、ぜひいろいろな使い方を試してみてくださいね♪