お風呂という水回りの環境なら、アロマキャンドルも危険性がないと思いがち。
アロマキャンドルをお風呂で使うときには一酸化炭素中毒をはじめ、考えられる危険性が3つあります。
いい香りはもちろん、ゆらゆら揺れる炎を見ていると癒されるアロマキャンドル。
注意点に気をつければお風呂で使っても危険ではありません。
お風呂でのリラックスタイムをアロマキャンドルでさらに効果のあるものにしていきましょう。
この記事では、お風呂でアロマキャンドルを使うとどんな危険があるか説明します。
安全な使い方とリラックス効果についても触れていきますよ。
このアロマキャンドルは、10種類の香りから選べるのできっとお気に入りの香りが見つけられますよ。
何種類か購入して、気分によって使い分けるのもおすすめです♪
見た目もオシャレなので置いておくだけで気分が上がりそうですね。
アロマキャンドルはお風呂では危険!?注意点は3つ
アロマキャンドルをお風呂で使えば、さらにリラックスできそうですよね。
しかし、アロマキャンドルをお風呂で使うと危険な場合もあります。
リラックスしようと思って使うのに、危険な目に合うのはいやですよね。
不安な気持ちでアロマキャンドルを使っても、心の底からリラックスできないですよね。
注意すべきポイントを覚えておけば、お風呂でもアロマキャンドルを使うことができますよ。
この項目では、アロマキャンドルをお風呂で使う場合の危険性について説明していきます。
一酸化炭素中毒を防止するために換気は必須
アロマキャンドルをお風呂で使用する際には絶対に、換気をしてください。
お風呂場は、狭い空間である場合が多いですよね。
アロマキャンドルだけでなく、ものが燃えるときには酸素を消費します。
酸素が少なくなると不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒を起こしてしまう危険性が高まります。
長時間アロマキャンドルを使用するときや、複数個を同時に使用するときはさらに注意が必要です。
そのうえお風呂場という特性上、水がかかって途中で消えてしまう可能性もありますよね。
火が途中で消えてしまった場合も不完全燃焼につながる可能性があるので使用する際は、水がかからないように注意してください。
こんな身近で、一酸化炭素中毒になる可能性があるなんてビックリしますね。
一酸化炭素中毒を防止するためにも、少し窓を開けて換気をするようにしましょう。
窓が開けられない場合や、窓がお風呂場にない場合は換気扇を回すといいですよ。
水がある場所だからと油断せず火事とやけどには注意
小さいアロマキャンドルですが火を使うものですので、火事とやけどに注意してください。
お風呂場は、すぐ近くに水があるので油断しがちかもしれません。
燃えているアロマキャンドルの近くに、タオルなど燃えやすいものは置かないようにしましょう。
火が燃え移って、火事になってしまう危険性があります。
シャワーカーテンがある場合は、すぐ近くでアロマキャンドルを使用するのは控えた方がいいかもしれませんね。
シャンプーなどの容器も溶けたり燃えたりしてしまわないよう、アロマキャンドルから離しておくと安心ですよ。
長い髪は下ろしていると、立ち上がるときや振り返ったときなどに髪の毛が触れてキャンドルの火が燃え移る可能性がありとても危険です。
まさか髪の毛が燃えるなんて思ってもみませんでした。
やけど防止のためにも長い髪は、まとめておくのがおすすめです。
燃えているアロマキャンドルはもちろんですが、容器もとても熱くなっているのでうっかり触ってしまわないよう注意して使いましょう。
不燃性の倒れにくい容器に入れて安定した場所で使おう
お風呂は狭い空間ですので、アロマキャンドルを入れる容器と置く場所に気をつけましょう。
アロマキャンドルは、容器に入っていない場合は陶器や耐熱ガラスなどの不燃性で倒れにくい容器に入れましょう。
100均でもアロマキャンドルを入れる耐熱性の容器が購入できるので、必要な場合は準備してくださいね。
最初から陶器などの容器に入っている場合はそのまま使用してかまいません。
浴槽のふちや、窓の側などの広い平らな面に置くと安定するのでそのような場所を選んで置きましょう。
換気のために窓を開けることを前の項目の注意点であげましたが、使用中のアロマキャンドルに直接風があたらないように注意してください。
風によって火が消えてしまったり、ロウの溶けムラができてしまったりする可能性があります。
他にも溶けたロウが飛び散ったり、外に流れ出てきたりして火事になったりやけどすることも考えられます。
窓を開ける大きさに気をつけて、風の通り道にならない場所など置く所を調整してみてください。
アロマキャンドルをお風呂で安全に使う方法5つ
アロマキャンドルをお風呂で安全に使用できれば、一日の疲れをリセットできそうですよね。
アロマキャンドルの明かりと、いい香りでお風呂が素敵な癒しの空間になるのではないでしょうか。
正しい方法で使うと、アロマキャンドルはお風呂でも安全に使うことができます。
お風呂だけでなく、お部屋でアロマキャンドルを使う際にも注意するところは同じなので覚えておくといいですよ。
この項目では、アロマキャンドルをお風呂で安全に使用するために気をつけることについて触れていきます。
ソイやミツロウを選ぶと有害物質が少なくて安心
アロマキャンドルといっても、原材料に使われているものはさまざまあります。
ロウの原料、芯の材質、香りの香料に共通して気をつけてほしいところは天然素材を使用しているものを選びましょう。
ロウの原料であるパラフィンは燃える際に、発がん性物質や有害物質が煙と共に排出される場合があります。
芯も鉛などの金属が使われていると、燃えた際に金属を含んだすすが空気中に舞う可能性があります。
すすにはぜんそくなどの原因となる有害物質が含まれる可能性があるので注意してください。
お風呂は狭い空間なので、有害物質が空気中に舞うとなんだか心配です。
天然素材であるソイ(大豆)やミツロウが原料のアロマキャンドルだと、燃えた際の有害物質や発がん物質の排出はかなり少なくなります。
芯も金属でなく、コットンのものを選ぶとすすも出にくくおすすめですよ。
香りの原料となる香料も合成香料ではなく、精油など自然のものを使ったアロマキャンドルを選ぶと安心ですね。
使う前に包装は完全にはがすようにしてください。
せっかく天然素材のアロマキャンドルを選んでも、はがし忘れた包装が燃えた臭いと煙でいい香りが台無しになってしまいますよ。
芯の長さは5mmだと適切な炎の大きさで安全に使える
アロマキャンドルの芯の長さってどのくらいがちょうどいいのでしょうか?
芯の長さを5ミリくらいにすると、炎の大きさもちょうどよくなりますよ。
長い状態の芯に火をつけると、炎が大きくなりすぎて危険です。
逆に短い状態の芯に火をつけても、すぐに消えてしまいます。
そしてアロマキャンドルは芯の根元に火をつけて、最低でも1時間はつけたままにしておきましょう。
1時間という時間は、ロウの表面がまんべんなく溶けるのに必要な時間です。
短時間の使用だと、芯に近い真ん中だけが溶けてへこんでいってしまい最後まで均等に使い切ることができません。
1回の利用時間は、2~3時間を目安にしましょう。
ロウの残りが容器から1センチくらいになったら使用をやめてくださいね。
あまりギリギリまで使うと容器が割れる可能性があり危険です。
溶けたロウは各自治体の指示通りに処分する
アロマキャンドルを使い終わったときの、ロウの処理方法にも注意が必要です。
溶けてアロマキャンドルの表面に溜まったロウはどうすればいいですか?
溶けたロウは、冷えて固まると香り部分のロウが溶けにくくなってしまうので処分するのがおすすめです。
間違ってもお風呂の排水口に、溶けたロウをそのまま流してはいけません。
溶けたロウが排水口の内部で冷えて固まり、排水口が詰まってしまう恐れがあります。
排水口で固まってしまったロウをまた溶かすには、60度くらいの高温にしないといけないので大変な作業になります。
溶けたロウは新聞やキッチンペーパーに染み込ませて、冷めてから可燃ごみに捨てるようにしましょう。
容器もロウもまだ熱いので、やけどに注意しながら作業してください。
私の住む地域では可燃ゴミですが、自治体によってごみ分別が違うと思いますので、調べてから捨てるようにしましょうね。
ちなみに溶けたロウを再利用するのもおすすめ!
アロマキャンドルの炎は吹き消さないようにしよう
アロマキャンドルを使い終わって、いざ消そうとしたときにどうしますか?
水をかけるなんて絶対にしないでくださいね。
息をかけて吹き消すと、火が消えた時の煙と臭いでアロマキャンドルのいい香りが台無しになってしまうのでやめましょう。
勢いよく吹き消すと、ロウが飛び散る可能性もあるので危険です。
アロマキャンドルの火を消すときは、ピンセットで芯をつまんで溶けたロウに浸して消すようにしましょう。
蓋つきの容器の場合は、そのまま閉めると火を消すことができます
芯が曲がったまま固まると次に火がつけにくくなるので、火が消えたらすぐにまっすぐに立ててくださいね。
ロウに浸して消すと芯がロウでコーティングされるので、次に使うときに火がつけやすくなります。
もし芯が長い場合は、冷めてから5ミリくらいになるように切っておくといいですね。
黒く燃えさしになった部分を切り落とせるので、すすが出にくくなる効果もあります。
高温の場所でアロマキャンドルを保管しない
アロマキャンドルは高温、直射日光、風の当たる場所は避けて保管しましょう。
高温の場所ではロウが溶けてしまったり変色したりしてしまう可能性があります。
他にも、香りの劣化や蒸発でアロマキャンドルの香りの質が低下してしまいます。
保管する際は、アロマキャンドルが入っていた箱に入れ、蓋つきのものは蓋をして冷暗所に保管しましょう。
もし箱が無い場合は、キャンドルの油分が他の場所に移らないように小皿などの上に置いて保管してくださいね。
キャンドルの上に布や紙をかぶせておくと、ほこりを防ぐことができるので次に使用するときほこりが燃える嫌な臭いもしませんよ。
このアロマキャンドルはソイワックスを原料にして作られているので、すすや煙も出にくく安心ですよ。
蓋つきなので、火を消すときは蓋をかぶせるだけで消火することができます。
アロマキャンドルでお風呂をリラックス空間にしよう
アロマキャンドルをお風呂で使用することで、得られる効果は自律神経を整えリラックスできることです。
アロマキャンドルのリラックス効果は、炎でも香りでも感じることができますよ。
香りにもたくさんの種類があるので、気分に合わせて選ぶだけでも楽しいのではないでしょうか。
お風呂で使用している入浴剤とはまた違った香りで気分もリフレッシュできそうですね。
この項目ではお風呂でアロマキャンドルを使用してリラックスできる理由と、おすすめの香りについて説明していきます。
炎のゆらぎが人の心を落ち着かせてくれる
ゆらぎという言葉を聞いたことはあるのではないでしょうか。
ゆらぎとは自然界にある不規則なリズムのことで、これを感じると精神的にも肉体的にもリラックスできます。
「1/fゆらぎ」という周波数が、風の音、小川のせせらぎなど自然界の音に近くリラックスできるのです。
私も、川の近くに子供たちと遊びに行くと自然の音や香りにリフレッシュできるなぁと感じていたのですがそういう理由なんですね。
アロマキャンドルのゆらゆら揺れる炎も、1/fゆらぎなので見ていると心地よくリラックスできるんですね。
それに、アロマキャンドルのあたたかいオレンジ色の明かりは、副交感神経を刺激して落ち着きと安らぎを与えてくれる色なんですよ。
お風呂場の電気を消してアロマキャンドルを使用すれば、さらに炎のゆらぎの効果を得られそうですね。
マイナスイオンが出ていることもリラックスできる理由
森林浴や、滝に行くとマイナスイオンでリラックスできますよね。
そのマイナスイオンがアロマキャンドルからも発生しているんです。
アロマキャンドルに火をつけると、微量の水分が出ると同時にマイナスイオンが発生します。
その量は、森林浴や滝よりも多いんです。
ぜひ、マイナスイオンの効果でリラックスしてくださいね。
アロマの香りが自律神経のバランスを整えてくれる
香りには心身の状態を変える力があるので気持ちを落ち着かせる効果があります。
ホルモンなどの内分泌系や、自律神経をコントロールして消化や体温などを調整する視床下部に、香りは直接影響します。
自律神経が整うと、やる気や集中力、記憶力がアップしますし、前向きになるので多幸感もうまれますよ。
他にも脳の記憶をつかさどる部分である海馬と、感情をつかさどる部分である偏桃体に直接働きかけます。
ある香りをかいだときに昔の記憶を思い出したり、気持ちが落ち着いたりするのはそのためです。
香りを味方につけて毎日を過ごすと自分を整えることにもつながりそうですね。
アロマキャンドルのおすすめの香り8つ
アロマキャンドルにもたくさんの種類の香りがありますよね。
おすすめの香りとして代表的なものを8つ紹介します。
お気に入りの香りはもちろん気分や効果によって、お好きなものを選んでみてくださいね。
ラベンダー
鎮静効果があり、ストレスによる心身の緊張をほぐしてくれます。
自律神経も整えてくれるので寝つきが悪いときにもおすすめですよ。
レモン、グレープフルーツ
フレッシュな香りで、気分をスッキリさせてくれます。
集中力や記憶力を高めたいときにも効果的ですので、仕事や勉強などで集中力を高めたいときに使ってみてくださいね。
ペパーミント
サッパリとした香りで頭をスーッとさせてくれます。
消火器と呼吸器のトラブルにも役立ちますので、花粉症などのアレルギーにもおすすめです。
頭をクールにさせて、集中力を高めてくれますし気持ちの高ぶりや落ち込みで感情が定まらないときにいいですよ。
ローズ、ジャスミン
甘い花の香りは、女性ホルモンによる気持ちのアップダウンに効果があります。
多幸感を与えて、自信を取り戻し元気が出ますよ。
サンダルウッド、イランイラン
鎮静作用があるので心身の緊張をほぐしてくれます。
混乱や緊張で頭がパニックになっているときに落ち着かせてくれますよ。
香り選びに迷ったときは、万能な香りであるラベンダーを試してみてはいかがでしょう?
緊張やストレスにより乱れている精神を鎮静させてくれるだけでなく、それを原因にした頭痛や高血圧など身体的な鎮静作用も期待できます。
まとめ
- お風呂でもお部屋でも換気をして一酸化炭素中毒の危険から身を守ろう
- 水気のあるお風呂でも、タオルや髪の毛に燃え移る可能性があるので火事ややけどに注意しよう
- 倒れにくく風の当たらない安定した場所に置こう
- 溶けたロウはお風呂の排水口に流さずに自治体のごみ区分に従って捨てる
- 天然素材であるソイやミツロウのアロマキャンドルを選ぶと有害物質を吸い込む危険性が低くなる
- 芯の長さを5ミリくらいにすると炎の大きさも溶ける速さもちょうどいい
- アロマキャンドルを消すときはピンセットを使用し吹き消さないようにする
- アロマキャンドルの保管は他のものに油分が移らないようにしたうえで冷暗所に保管
- 炎のゆらぎには見ているだけでリラックス効果がある
- 香りは脳や心に直接働きかけてくるのでリラックス効果がある
アロマキャンドルは、使い方を間違えなければお風呂で使っても危険ではありません。
危険な点を覚えておいて、お部屋や寝室で使う際にも役立てていただけるとうれしいです。
アロマキャンドルのリラックス効果を、お風呂で最大限に生かしましょう。
お気に入りの香りで素敵なリラックスタイムを過ごしてくださいね。
このアロマキャンドルは、3層構成になっていてベースになっている香りに加えて層ごとに香りが変化します。
最後まで飽きずに素敵な香りが楽しめますよ。
果実やハーブが何種類もブレンドされているので色んなシーンや気分にあった香りがきっと見つかります。