エアコン室外機の日除けカバーを安く買えないかしら?
ひもで固定するタイプや貼り付けるタイプなど、エアコン室外機の日除けカバーは100均にもあり、正しく使うと節電効果があります!
また、100均の材料を組み合わせて簡単にDIYすることもできます。
ほこりや汚れを防ぐ「室外機カバー」と日差しを防ぐ「室外機日除けカバー」があるので、購入する際には間違わないようにしましょう。
エアコン室外機に日除けカバーをつけるとき、室外機に熱がこもってしまうと逆効果だったり、季節によってはつけない方が節電効果があったりする場合も…。
この記事では、100均で買えるエアコン室外機の日除けカバーとその効果、タイプ別の解説のほか、DIYアイディアも紹介します。
エアコン室外機の日除けカバーをつけて、賢く節電対策をしましょう!
エアコン室外機の日除けカバーは100均に売っている!
ダイソー、セリア、キャンドゥの3店舗で、エアコン室外機の日除けカバーを売っているか調べました。
簡易的なエアコン室外機の日除けカバーなら、100均にも売っています。
室外機の日除けカバーをタイプ別に分けると「屋根型のパネルタイプ」と「箱型のルーバータイプ」に分けることができます。
100均に売っているのは「屋根型のパネルタイプ」の中でも簡易的なもので、アルミシートを「ひもで固定するタイプ」または「テープで貼り付けるタイプ」です。
ホームセンターなどで売っているものよりはかなり簡易的なものですが、100均で購入すれば安く簡単に電気代を節約することができますよ!
エアコン室外機の日除けカバーの取り扱いは、ダイソーとセリアはありましたが、キャンドゥにはありませんでした。(2022年11月現在)
室外機カバーは2種類!汚れ防止と日除けで使い分けよう
100均やホームセンターでは、たくさんのエアコン室外機カバーが売られています。
このカバーは「室外機の日除けカバー」と「室外機のほこりや汚れを防ぐカバー」の2種類あり、用途が違うので間違わないように注意が必要です。
「室外機の日除けカバー」は日陰を作り、室外機が直接日光に当たるのを防ぐ目的で使います。
「室外機カバー」はほこりや虫、風などが入らないよう防ぐ目的で使います。
商品を選ぶときには「室外機カバー」なのか、「室外機の日除けカバー」なのか、必ず確認してから購入しましょう!
ダイソーにはエアコン室外機日除けカバーが2種類ある!
ダイソーには、エアコン室外機の日除けカバーが厚み違いで2種類販売されています。
1つめは普通の厚さの日除けカバーです。
2つめは、厚手タイプの日除けカバーです。
ダイソーの日除けカバーは、カチッとバックルで取り付けるひもタイプです。
それぞれサイズ・厚み・ひものながさなどが違うので、設置する室外機のサイズをよく計ってから購入しましょう。
またダイソーでは日除けカバーではなく、ほこりや水滴を防ぐタイプのカバーも売っているので、間違わないように注意してください。
セリアの日除けカバーはテープで貼り付けるタイプ
セリアにもエアコン室外機の日除けカバーが売っていました。
厚みの表記がなかったので計ってみると約0.2cm、けっこう薄い印象です。
保冷バッグに使われているような素材なので、断熱効果はあるのだろうけれど、ちょっと心もとないと思ってしまいました。
セリアの日除けカバーはテープで貼り付けるタイプで、ハサミで好きな大きさに切ることができるのが、ダイソーの商品との違いです。
エアコン室外機の日除けカバーの効果とタイプ別の特徴
あなたの家のエアコン室外機は、日向にありますか?それとも日陰にありますか?
エアコンの電力効率が低下すると、必要以上に電気代がかかってしまうので、室外機が日向にある場合には、日除けカバーをつけて直射日光が当たらないようにしましょう。
エアコンの電力効率が低下すると、室内の温度調節に使う電気だけでなく、室外機から空気を排出するためにも電気を使ってしまいます。
冷房を使うときに室外機が直射日光に当たっていると、室外機の温度が上がってしまい、エアコンの電力効率が落ちてしまいます。
エアコンの室外機に日除けカバーを付けることには、節電以外にもメリットがあります。
この章では、エアコンの室外機に日除けカバーをつけることで得られる効果を紹介します。
冷房使用時は日除けカバーをつけて節電対策
冷房を使うときに室外機が熱くなってしまうと、部屋の中の暑い空気を外へ逃すことができません。
夏は日除けカバーを設置して室外機に直射日光が当たらないようにすることで、エアコンの電力効率低下を抑えることになり節電できます。
逆に暖房を使う冬は、室外機が日光に当たっていた方が、節電につながりますよ!
暖房をつけると、部屋の中の冷たい空気を室外機から出すので、室外機周りが冷たいと空気をうまく外に出せず節電効果が低下してしまいます。
暖房をつける時期は、室外機が日光に当たっていた方が節電効果をえられるのです♪
取り外しのできる日除けカバーなら、冷房を使う時期は設置して、暖房を使う時期は取り外すなど、季節に合わせて設置できるのがよいですね。
室外機を雨や雪から守る!特に降雪地域では重要
室外機は風雨にさらされることを想定して作られているので、ほとんどの場合カバーなしで大丈夫です。
でも大雨や台風など、大量の雨水が入ってしまうと故障してしまう場合もあります。
また降雪地域では、室外機が雪に埋もれたり、屋根から雪が落ちてきたりするので、カバーはあった方がよいです。
こちらの記事でも降雪地域のカバー有無について紹介しているので、参考にしてみてください。
日除けカバーを4つに分類!タイプ別の特徴を解説
日除けカバーは大きく分けると「屋根型のパネルタイプ」と「箱型のルーバータイプ」の二つに分けることができます。
さらに、簡易的なアルミシートを「ひもで固定するタイプ」と「テープで貼るタイプ」を加えて、4つに分類しました。
この4つをタイプ別に、メリット・デメリットを紹介するので、参考にしてみてください。
タイプ | メリット | デメリット |
屋根型のパネル | ・プラスチックや板などをひもで固定するだけなので、取り付けが比較的簡単 ・アルミシートタイプより丈夫 | ・しっかりと固定しないと外れてしまう場合がある |
ひもで固定する | ・100均で購入できるので経済的 ・取り付けが簡単 | ・しっかりと固定しないと外れてしまう場合がある ・アルミシートだと耐久性が低い |
テープで貼り付ける | ・100均で購入できるので経済的 ・取り付けが簡単 | ・テープで貼っているだけなので、風などで飛ばされる場合がある ・アルミシートだと耐久性が低い |
箱型のルーバー | ・見た目をおしゃれにすることができる ・上部にものを置くスペースができる ・雨や雪から室外機を守ることができる | ・室外機から風が出にくくなってしまい、熱がこもってしまうと、余計な電気代がかかってしまう |
簡単に設置したいなら「屋根型のパネルタイプ」がおすすめです。
費用を抑えたいなら100均のアルミシートを「ひもで固定するタイプ」または「テープで貼るタイプ」が100〜300円程度で購入できるので経済的!
もう少し費用を出せるなら、ホームセンターなどで売っている、丈夫なプラスチック素材のパネルタイプがおすすめです。
パネル自体が丈夫だし、室外機とパネルの間に空間ができるので、室外機が熱くなることを防げます。
取り付けもひもやベルトを調節してつけるだけなので、簡単に設置できるのがよいですね。
室外機が丸見えで格好悪いからおしゃれにしたい!そんなあなたには、「箱型のルーバータイプ」がおすすめです!
材質はアルミ製、木製、スチール製があり、用途に合わせて選べるのがよいですね。
木製なら木材やペンキなどの材料が100均でそろえられるので、材料費を抑えたい場合にはおすすめです!
ただし、木製はおしゃれに見えるけれど、数年で色落ちして見た目がよくなくなってしまうので、ペンキなどで塗り直しが必要になります。
ルーバータイプはDIYに慣れていないと、作るのが大変かもしれません。
作るのが大変、面倒だと思う場合には、100均で材料をそろえるよりは高くなりますが、ホームセンターやネット通販でも売っているので検討してみるとよいですよ。
エアコン室外機の日除けカバーをDIY!材料は100均でOK
エアコン室外機の日除けカバーは、100均やホームセンターに売っている材料で、簡単にDIYできます。
既製品は数千円とお値段が気になる場合は、100均やホームセンターの材料を組み合わせて、安く作れるDIYにチャレンジしてみましょう!
ただし、エアコン室外機の特徴とポイントを理解して作らないと逆効果になってしまう場合があります。
この章では、室外機カバーをDIYするときの注意点と、DIYのアイディアを紹介します!
室外機の日除けカバーをDIYするときの注意点2つ
エアコン室外機の日除けカバーをDIYするときには、「室外機のサイズより大きめにして日に当たらないようにする」「室外機の温度を上げない(下げる)こと」に注意しましょう。
1つ1つ詳しくみていきましょう。
1、室外機のサイズより大きめに作る
室外機が日に当たらないようにしなければいけないので、正確にサイズを測り、室外機よりも日除けの方が大きくなるようにしましょう。
室外機上部の縦・横どちらか一方でも日に当たってしまうと、せっかく日除けカバーをつけても効果が半減してしまいます。
屋根型のパネルタイプも箱型のルーバータイプも、サイズには余裕を持たせるようにしましょう。
2、室外機のまわりを囲いすぎず空気の流れを確保する
室外機の日除けカバーは、室外機の温度を上げない(下げる)ことが最重要です。
室外機に直接日が当たらないよう、一生懸命日除けカバーを作っても、室外機の温度が上がってしまう作りでは逆効果ですよね。
エアコン室外機の日除けカバーには、大きく2つに分けると「屋根型のパネルタイプ」と「箱型のルーバータイプ」の2種類があります。
- 屋根型のパネルタイプ
- 箱型のルーバータイプ
上記の2種類のうち、より節電効果のある日除けカバーは「屋根型のパネルタイプ」です。
箱型のルーバータイプは、室外機を囲ってしまう作りなのでどうしても空気の流れが滞ってしまい、電力効率が悪くなってしまいがちです。
しかし、状況によって適している日除けのタイプは違うので、参考にしてみてください。
それぞれの特徴や住んでいる地域を考慮して、どちらのタイプが適しているか選びましょう!
初心者向け!簡単に作れるパネルタイプのDIYアイディア
100均に売っている材料で、簡単に取り付けられる屋根型のパネルタイプの日除けカバーを作ることができます。
プラスチックの板のようなものから、すだれなどを上に載せるなど、素材はさまざまです。
材料も少なくて済み簡単に作れるし、熱がこもらないのでDIY初心者にはおすすめ!
初心者やあまり時間も手間もかけたくない場合は屋根型のパネルタイプがおすすめです。
上記の中から好きなものを組み合わせて、簡単に日除けカバーを作ることができます。
- 1室外機の上にプラスチックのかごを固定する
室外機の上にプラスチックのかごを置き、バックル付きのベルトやビニールひも、自転車の荷造りゴムなどでしっかりと固定する。
- 2プラスチックのかごの上にすだれを固定する
すだれが室外機の上部全体を覆うようにして、しっかりとこていする。
- 上部のみを覆う
- 上部より少し大きめに覆う
- 前面に垂らす
すだれを使うときには、どのくらい覆うかによって見た目が変わってきます。
予算や室外機をどこまで覆いたいかよく考えておきましょう。
材料が少なくて済むので安く作れるし、取り付けや取り外しが簡単なので、台風など風が強い時にもすぐに外せるのがいいですね。
でも、簡易的なものが多いので、強風のときなど飛んで行ってしまいそうなときには事前に取り外しましょう。
特にアパートやマンションの2階以上に住んでいる場合、強風にあおられて飛んで行ってしまったら思わぬ事故につながる場合もあります。
安全に気を付けて設置しましょうね。
見た目重視!おしゃれなルーバータイプのDIYアイディア
次に、100均の材料を使った箱型のルーバータイプのDIYアイディアを紹介します。
安くても見た目がよくて、おしゃれな日除けカバーにしたい!という場合には、箱型のルーバータイプをDIYするのがおすすめです。
箱型を作るのであれば、すのこをいくつか組み合わせて作るのがいいと思います。
木材を使うとナチュラル感が出るし、ペンキで色を塗ればさらにおしゃれにみえますね♪
- 1すのこを室外機のサイズに合わせてカットする
室外機とすのこのサイズを測り、すのこを必要な大きさにカットする。
- 2すのこを結束バンドでつなげる
すのことすのこを結束バンドでつなげて、箱型にする。
箱型のルーバーを作るときは、空気の流れる空間を確保できるかがとても重要です。
- 室外機の後ろと横は囲わない
- ファンの部分はすのこを切って窓のようにする
- 板と板の間の広いすのこを使う
上記のような工夫をすると、比較的空気の流れを遮らないので、参考にしてみてください。
エアコン室外機の日除けカバーはニトリやカインズにも
安く済ませたいからDIYを考えたけれど、やっぱり面倒だわ。
そう思ったあなた!
100均の材料で作るよりはお金がかかってしまいますが、既製品をかってしまえば作る手間を省くことができますよ!
この章では、ニトリとカインズホームの室外機日除けカバーについて紹介します。
ニトリは出る風の向きを調節できるルーバータイプ
ニトリのエアコン室外機の日除けカバーは箱型のルーバータイプのみ、取り扱っています。
- サイズ:91×38×73cm
- 素材:
- 本体:スチール
- ルーバー:ボンデ鋼板
- 天板:ガルバリウム鋼板
ルーバー(板)は前面にしかついていないけれど、側面専用のルーバーを別売りしているので、側面も覆いたい場合には追加購入できます。
ニトリのエアコン室外機の日除けカバーは、組み立てるときにルーバーの向きを上向きと下向きのどちらでも設置できます。
ニトリのエアコン室外機の日除けカバーは、風の向きを変えられるのが、最大のメリットです!
カインズホームは好みによって屋根型か箱型を選べる
さすがはカインズホーム、屋根型のパネルタイプと箱形のルーバータイプはもちろん、室外機を壁に取り付ける置台など、関連商品が豊富です。
- サイズ:75~80×35×82cm
- 付属品:取付用バンド2本
- 本体・バンド:ポリプロピレン
ベルトで固定するだけなので簡単に取り付けられます。
ただの板ではなく、室外機の上部に空間ができるような構造になっているので、熱がこもりにくいのがいいですね。
次に木製の箱型ルーバーを紹介します。
- サイズ(内寸):83.5×34×74cm
- 本体:アカシア
- 耐荷重:10kg
天然のアカシアを使っているので、温かい見た目になっておしゃれですね。
この商品の一番のおすすめポイントは、折りたたみできるということ!
冷房を使う時期には日除けカバーとして使い、暖房を使う時期には折りたたんでしまっておくということができてとても便利です。
紹介した商品以外にも、棚として使えるようなタイプもあるので、どのように使いたいのか、どこで使うのかを考えてみるといいですね。
まとめ
- エアコン室外機の日除けカバーは、100均のダイソー・セリアでは販売しているが、キャンドゥでは販売していない(2022.11現在)
- 「室外機カバー」は汚れ防止、「室外機日除けカバー」は日除けと機能が違うので、購入する際には間違わないように注意する
- 100均の室外機日除けカバーは簡易的なもので、ベルトまたはテープで固定するだけなので、取り付け取り外しが簡単にできる
- エアコンの冷房使用時に室外機日除けカバーをつけていると、室外機の温度が上がるのを防ぎ節電効果が期待できる
- 冷房使用時には日除けカバーを外し、室外機を日に当てて温めると暖房効率がよく節電効果を期待できる
- 降雪地域では箱型のルーバータイプを使用することで、落雪や雪に埋もれることから、室外機を守ってくれる
- 箱型のルーバータイプは、取り付け方法によっては風の流れを遮ってしまい、電力効率が下がってしまう場合がある
- 屋根型のパネルタイプは、風の流れを遮ることなく、簡単に設置・取り外しができるのでおすすめ
- 100均の材料を使って、安く簡単に室外機の日除けカバーをDIYすることができる
- DIYが大変だという場合には、ニトリやカインズホームなど既製品を購入すると作る手間が省ける
エアコン室外機は、冷房使用時には日除けカバーをつけて、暖房使用時には日除けカバーを外したほうが節電効果は高まります。
季節によって室外機に日を当てたほうが良い場合があるとは驚きでしたね。
100均でまずは室外機の日除けカバーを試してみて、DIYや既製品など、あなたの目的に合うタイプをじっくり探してみるのも良さそうですね。
室外機からでてくる風の流れを遮らないように日除けカバーを取り付けて、賢く節電対策しちゃいましょう♪