ほったらかしで毎年咲く花をプランターで育てる♪おすすめ多年草11選

ほったらかしで毎年咲く、プランターで育てられる花はないかしら?

この記事では、ほったらかしでも毎年咲く花をプランターで育てたいガーデニング初心者のあなたに、おすすめの多年草11選と植え付け方法をご紹介!

玄関先やベランダで綺麗に咲く花を毎年眺められたら、どんなに素敵でしょう。

毎年植え替える必要がなく、ほったらかしで毎年咲く花なら、ガーデニングのハードルがぐっと下がりますよね。

「ほったらかし」には、作りこみすぎないナチュラルな植物の姿を楽しめるメリットも♪

初心者には難易度が高い「種」ではなく、「苗」と「芽出し球根」の植え付け方法のほか、寄せ植えのポイントを解説します。

プランターが置ける場所ならどこでもできる、ほったらかしで毎年咲く花の多年草を知って、あなたも植え付けをしてみませんか?

ほったらかしで毎年咲く花をプランターで♪多年草4選

ほったらかしで毎年咲く花をプランターで育てたいあなたに、ガーデニング初心者でも育てやすい、耐寒性と耐暑性が高い「多年草」4選をご紹介!

多年草は毎年植え替えの必要がなく、毎年咲く花を楽しめます♪

ほったらかしで、プランターで育てられる「多年草」と「宿根草(球根植物含む)」にしぼって解説していきます。

まずは違いを下記にまとめました。

<多年草>
・数年間、繰り返し花を咲かせる草花
・一度植え付ければ、年々、株を充実させて大きくなる
・苦手な季節も葉を落とすことなく、翌年花を咲かせる

宿根草しゅっこんそう(球根植物を含む)>
・多年草の一種で、毎年花を咲かせる草花や球根植物
・植えっぱなしで分球して増える
・花が終わった後の堀り上げや乾燥の必要がない
・苦手な季節には地上部分が枯れる「落葉性」が多いが、根は生きている

多年草には、数年間植え替えが必要ないことのほか、乾燥に強く、水やりや肥料の頻度が少なくてすむこと、病気や害虫に強いというメリットもあります。

花の見た目で選ぶのも楽しいですが、プランターへの植え付け時期や開花時期のバランスなども考えると、年間を通してイメージしやすいですね。

<植物名>1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
シャクヤク







キキョウ








シュウメイギク







ゲラニウム
ロザンネイ












●:植え付け時期  〇:開花時期

シャクヤクは春に大輪で甘い香り♪日当たり風通しよく

          シャクヤク
<分類>宿根草(落葉性)
<草丈>50cm~1m
<耐寒性>強い
<耐暑性>普通~強い
<花の色>ピンク、赤、白、黄色など
<開花時期>5~6月

シャクヤクは、バラのような甘くさわやかな香りと、ガーデニングの主役になるエレガントで大輪の花が魅力です♪

日当たりと風通しが良い場所がよいですね。

日差しが強すぎると土の温度が上がって根が傷んでしまうため、株元(※)にマルチング(※)などをして、地面の温度が上がりすぎない工夫をしましょう。

冬は地上部分を枯らして休眠しますが、基本的には寒さに強いので心配無用です。

<植え付け>
9~10月

<開花>
5~6月

<肥料(鉢植え)>
3、6、10月

※関東地方より西が基準

花を綺麗に咲かせるため、緩効性肥料を年に2~3回施してあげるとよいでしょう。

●乾燥に弱いため、土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与え、水切れしないようにする
●花が終わった後は地際で茎を切り取る
●2~3年ごとに一回り大きな鉢への植え替えが必要

病気・害虫

<病気>(日当たりが悪い場合)
・うどん
・灰色かび病

<害虫>
・アブラムシ
・ヨウトウムシ
・ネコブセンチュウ など

※株元:植物が土に触れている部分
※マルチング:保温と保湿のために、プランターなどの土の表面を資材でおおうこと

キキョウは夏でも丈夫!切り戻しで秋にも楽しめる

         キキョウ
<分類>宿根草(落葉性)
<草丈>20~150cm
<耐寒性>強い
<耐暑性>強い
<耐陰性>弱い
<花の色>紫、青、白、ピンク、複色
<開花時期>6月~10月

キキョウは、真夏の暑い時期でも涼しげに咲き続ける丈夫な花で、切り戻しをすれば秋にも花が咲きます。

日当たりの良い場所を好み、日陰ではうまく育ちません。

夏はとくに、風通しの良い場所に移動させてあげるとよいですね。

<植え付け>
2~3月

<開花>
6~10月

<肥料(鉢植え)>
3~10月

※関東地方より西が基準

開花している期間は、1~2週間に1度を目安に液体肥料を与えましょう。

●枯れた花をこまめに摘み取ると、次々と花が咲く
●真夏はとくに乾きやすくなるため、乾かしすぎに注意する
●一通り花が咲き終わったら半分位の丈まで切ると、秋に再び開花する
●強い霜が発生する場合は、上から腐葉土を集めにかぶせるとよい
●2~3年ごとに一回り大きな鉢への植え替えが必要

切り口から出る白い液でかぶれることがあるので、ガーデニング用手袋やビニール手袋をして行いましょう。

病気・害虫

<病気>(風通しと日当たりが悪い場合)
立ち枯れ病

<害虫>
ハダニ

キキョウは、切り花でも楽しめますよ♪

シュウメイギクは秋に咲く♪半日陰で直射日光は避けて

        シュウメイギク
<分類>宿根草(※半常緑性)
<草丈>~1m程度
<耐寒性>強い
<耐暑性>普通~強い
<花の色>白、ピンク
<開花時期>9~11月頃
※半常緑性:
気温などにより葉が部分的に落葉する

秋に咲くシュウメイギクは、草丈がかなり大きくなるので、植えると一際目立ちます。

乾燥には弱く、明るい半日陰を好みますが、夏の強い直射日光が長時間当たるような場所は避けましょう。

耐寒性・耐暑性が高く、特別な手入れが必要なくほったらかしでよいので、ガーデニング初心者にはとくにおすすめです。

<植え付け>
3~4月

<開花>
8~11月

<肥料(鉢植え)>
3~5月、10~11月

<剪定>
12月

※関東地方より西が基準

葉が出始めてから、気温が高くなる手前の5月くらいまで、月に1回、液体肥料を水代わりに与えるとよいでしょう。

花が終わった後、お礼肥れいごえ(※)として、化成肥料や固形の油かすを、株元から少し離した場所に置きます。

●鉢植えで育てると株がすぐに増えるため、やや大きめの鉢に植え付ける
●草丈の高い品種は、つぼみがつき始めた頃に支柱を立て、花の重みで茎が折れるのを防ぐとよい
●花が枯れたら、花が咲いていた茎を切り戻す(※)
●冬に地上部分が枯れたら地際じぎわから刈り取る(※)
●根詰まりしやすいため、1~2年に1度、一回り大きな鉢に植え替える

※お礼肥れいごえ:開花後や収穫後に与える肥料
※切り戻し:伸びすぎた枝や茎を切り、植物の姿を整えること
地際じぎわ:地面のすぐ近く

病気・害虫

<病気>(風通しが悪い場合・水はけが悪い場合)
・うどん
・白絹病

<害虫>
・アブラムシ
・ハダニ
・ネキリムシ

シュウメイギクは、切り花としても楽しめますよ♪

ゲラニウムロザンネイは可憐な花が初夏から晩秋まで

     ゲラニウム・ロザンネイ
<分類>宿根草(半常緑~落葉性)
<草丈>30~50cm前後
<耐寒性>強い
<耐暑性>普通
<花の色>白、ピンク
<開花時期>5~11月頃

ゲラニウム・ロザンネイは初夏から晩秋まで、ナチュラルで可憐な花を長い期間楽しめる品種です。

コンパクトに茂り、小さなスペースでも育てやすいので、鉢植えや寄せ植えにもおすすめ♪

草丈15cmくらいから咲き始め、開花しながら育っていくと、30~50cmの高さになります。

日当たりの良い場所~半日陰が適しているでしょう。

<植え付け>
2~6月、10~11月

<開花>
5~11月

<肥料(鉢植え)>
4~5月、10月(ほぼ不要)

※関東地方より西が基準

肥料は、ほぼ不要で、生育が思わしくない場合にかぎって春と秋に与えてもよいでしょう。

●花が減ってきたら3分の1程度に短くカットして姿を整える
●冬になると地上部分が枯れて根だけで過ごすが、春に新芽を出し晩春以降に沢山の花を咲かせる
●冬に地上部分がほとんど枯れたら、春に芽が出る前までに取り除くとよい

目立った病気や害虫がないのも、助かりますね。

ほったらかしで毎年咲く花の球根植物4選

       ムスカリとハナニラ

この項目では、ほったらかしで毎年咲く花の多年草の中から、「球根植物」4選をご紹介

ガーデニング初心者のあなたは、芽が出ていない球根の状態で植え付けをするのは、難しいのではないかと思います。

そこで、花芽が出る状態まで育てられている「芽出し球根」の植え付けにおすすめのものを中心に厳選しました。

芽出し球根なら、早い寒い時から開花し、咲いた花を長期間楽しめるメリットがありますよ♪

下の表は、ほったらかしで毎年咲く花の「球根植物」4つの開花と植え付けに適している時期をまとめた一覧表です。

<植物名>1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
スイセン







ムスカリ





ハナニラ



スズラン




●:植え付け時期  〇:開花時期

スイセンはラッパみたいな花と甘い香り♪毒あり注意!

          スイセン
<分類>球根植物(落葉性)
<草丈>20~40cm程度
<耐寒性>強い
<耐暑性>弱い
<花の色>白、黄、緑、ピンク、アプリコットなど
<開花時期>11~4月頃(品種による)

春に咲くラッパのような見た目から、“春を告げる花”とよばれます。

スイセンは、冬咲き・春咲きの品種が多いですが、中には秋に咲く品種もあり、3~4年は植えっぱなしでも大丈夫でしょう♪

一本の茎から一本の花が咲く品種のほか、房咲き種(一本の茎からたくさん花が咲く)もあります。

品種ごとの開花時期にあわせた時期に植え付けをしましょう。

日当たりと水はけの良い環境が適していますよ。

<植え付け>
9~11月

<開花>
1~4月

<肥料(鉢植え)>
なし

※関東地方より西が基準

日本水仙などは年明けの頃から開花、その他の一般的な品種は2~4月に開花します。

●追肥はあまり必要なく、もし与えるならリン酸が高めのものがよい
●花が終わったら、花茎だけを切り、葉は自然に枯れるのを待つ
●3年以上経過したら葉を掘り起こして秋まで保管し、秋に植え直す

雨が降ったあと水がたまった状態が続くと、球根が腐りやすくなるので、プランターを置く場所に注意しましょう。

病気・害虫

<病気>
軟腐病なんぷびょうやモザイク病
※かかると球根や茎の根元が腐り始めるので、見つけたら球根ごと抜き取る

<害虫>
アブラムシ

香水にも使われる甘い香りがしますが、注意したいのは、スイセンには毒があること。

食べてから30分以内に発症し、死にいたることもあります。

葉はニラに、球根は玉ねぎに似ているので、畑の近くなど紛らわしい場所に植えると危険です!

お子様やペットが近づくような環境の場合は、とくに気をつけましょう。

ムスカリはぶどうみたい♪日当たり好み寄せ植えにも

         ムスカリ
<分類>球根植物(常緑性)
<草丈>10~30cm
<耐寒性>強い
<耐暑性>強い(休眠期)
<花の色>青、紫、白、黄、ピンク、複色
<開花時期>3~5月中旬

ムスカリは小さなぶどうみたいな形がかわいらしく、コンパクトなサイズだから、小さな寄せ植えに使うのもおすすめです。

たとえば、同じ時期に咲くチューリップと一緒に植えると、ムスカリの青がグランドカバーのようになり素敵なのですよ。

日当たりの良い場所が適しています!

日当たりの悪い場所だと、徒長したり、花付きが悪くなったりします。

<植え付け>
10~12月

<開花>
3~5月

<肥料(鉢植え)>
4~5月、10~12月

※関東地方より西が基準

秋の終わりごろと開花した後に緩効性化成肥料の置き肥を与えておくとよいでしょう。

●東京の気温では、球根の植え付け時期が早すぎると、葉っぱばかりが生長してだらりと長くなって、見栄えが悪くなる
●気温が低くなってきたころに植えた方が、花と葉のバランスがよくなる(遅くても年内)
●数年間植えっぱなしにする場合は、球根2個分ぐらいの間隔で植え付ける
●終わった花茎はなるべく早めに株元の付近からカットする

数年間は植えっぱなしでかまいませんが、だんだん土の中で窮屈になってくるので、数年に1度は植え替えた方がよいでしょう。

病気

白絹病(水はけが悪い場合)

ムスカリは、そのかわいらしい姿から、切り花としても人気があるので、花が終わってしまう前に、ぜひお部屋の中でも楽しんでみてくださいね♪

ハナニラは星形の花♪春に太陽を向いて咲き夜とじる

         ハナニラ
<分類>球根植物(落葉性)
<草丈>20~30cm
<耐寒性>普通
<耐暑性>強い
<花の色>白、ブルー、紫、ピンク
<開花時期>3~4月

ハナニラは、桜の咲くころに、たくさんの星型の花が開花します。

葉や球根をこすったり傷つけたりすると、その名のとおり、ネギやニラのようなにおいがしますよ。

ハナニラは、太陽に向かって花を咲かせるので、朝は東、午後は真上、夜は西を向くという動きのある花です。

また、光に反応する性質があることから、曇りや雨の日、夜には花を閉じます。

気候や光を感じて動きがある花って、なんだか愛らしいですね!

日当たりと風通しの良い場所を好みますが、半日陰くらいまでなら栽培可能です。

同じ地域でも、日当たりが良い場所と半日陰で開花の始まりが違ってきます。

それを利用して、日当たりが異なる数か所に植え付けると、長い期間、ほったらかしで毎年咲く花を楽しめますよ♪

<植え付け>
9~10月

<開花>
3~4月

<肥料(鉢植え)>
9~10月(元肥)

※関東地方より西が基準

植え付け時に、花用の肥料(緩効性化成肥料)を与えますが、追肥は不要です。

●1球ずつパラパラと植え付けるより、ある程度まとめて植え付ける方が見栄えがする
●11~12月、2~4月の開花中は、花がらをこまめに摘み取る
●7月から9月は休眠期なので、水やりは不要
●水やり時に吸い上げが悪くなってきたら、球根を掘り起こし新しい土に植え付けし直す

目立った病気や害虫の被害はありませんので、安心して育てらますね。

スズランは鈴のかわいさ♪寒さ暑さに強いが毒もある

         スズラン
<分類>球根植物(落葉性)
<草丈>〜50cm程度
<耐寒性>強い
<耐暑性>普通~強い
<耐陰性>普通
<花の色>
<開花時期>4~5月頃

スラリと伸びた葉に、鈴の形の可憐で小さな花を下向きに咲かせるスズラン。

寒さには強いのですが、夏の直射日光は苦手です。

明るい半日陰のような場所が適しているでしょう。

日陰でも育てられますので、夏場はとくに高温多湿を避けるため、風通しの良い場所に鉢やプランターを移動してあげるとよいでしょう。

スズランは、1~2年に1度を目安に植え替えが必要です。

根が鉢底からはみ出して根詰まりし、生育が悪くなったと感じたら、植え替えをしましょう。

また、スズランは地下茎でどんどん増えていくので、窮屈そうになってきたら間引いてあげるとよいですね。

<植え付け>
4月上旬~5月上旬 もしくは 
10月上旬~12月上旬

<開花>
4~5月

<肥料(鉢植え)>
4月 もしくは 11月(元肥)
5~6月(追肥)

※関東地方より西が基準

鉢植えで育てる場合は、肥料やりが必要です。

植え付けのときに、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜ、花が終わった後に追肥として緩効性化成肥料を1~2週間に1度くらいの間隔で与えましょう。

●つぼみがつかなくなったら花茎の付け根から切り取る
●タネを採取しないのであれば、花がらをこまめに取り除く
●終わった花を残したままにしておくと、タネをつけようとして株が消耗してしまい、花数が少なくなる

そのかわいらしい見た目からは想像できませんが、スズランの花と根にはとくに多く、葉にも毒が含まれているのですよ。

30種類を超える有毒成分が含まれており、摂取すると頭痛や嘔吐、めまいや不整脈、血圧低下などの症状が現れます。

スズランの切り花を生けた水を飲んで死に至った例も…。

花粉にも毒が含まれるので、食卓に置くことがないように注意してくださいね。

お子様やペットが近づく場合は避け、ガーデニングの際には必ずゴム手袋などをしましょう。

ほったらかしで毎年咲く花で日陰でも育つ3選

     アスチルベの寄せ植え

ここからは、ほったらかしで毎年咲く花の中で、日陰でも育てられるおすすめ3選をご紹介します!

日陰でも育つ植物であれば、育てる環境を気にしなくてよいから選びやすいですね。

開花の時期のことなる3品種なので、うまく組み合わせて、ほったらかしで毎年咲く花を長い期間楽しんでくださいね。

<植物名>1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
アジュガ









アスチルベ









クリスマスローズ



●:植え付け時期  〇:開花時期

とくにクリスマスローズは、花が少ない冬の寒い時期に花が咲くので、殺風景になりがちな冬のガーデニングにおすすめです。

アジュガは横に広がりきれいな葉色も楽しめる

        アジュガ
<分類>多年草(常緑性)
<草丈>~30cm程度
<耐寒性>強い
<耐暑性>やや弱い
<耐陰性>強い
<花の色>濃い紫、淡い紫、ピンク
<開花時期>4~6月中旬頃

アジュガは、ほふくけい(※)でマット状に横へと広がり、春に青紫色やピンク色の花をたくさん咲かせます。

耐寒性が強く、日陰でも、日当たりの良い場所でも育てられますが、直射日光は避けましょう。

1日に1時間くらいの日照時間を確保できて、風通しと水はけのよい場所なら育てられますよ♪

グランドカバーや花壇の縁取りとしても人気があります。

葉色が紫を帯びていて美しいので、花のない時期は寄せ植えのカラーリーフとしても楽しむことができますよ。

一度植え付けておけば、ほったらかしで毎年咲く花を簡単に育てられますよ♪

<植え付け>
3~5月、9~10月

<開花>
4~6月

<肥料(鉢植え)>
4~5月(元肥)

※関東地方より西が基準

植え付けのとき、遅効性の肥料を置いておけば基本的に必要ありません。

●乾燥が苦手なので、ほどほどに湿った状態を維持するとよい

病気・害虫

<病気>
灰色カビ病
古い葉をこまめに取り除く

<害虫>
・アブラムシ
・ハダニ

※ほふくけい:地面や地中の上部に横に伸びる茎

アスチルベは円錐形の花穂と茂る葉が魅力♪多湿に強い

        アスチルベ
<分類>多年草(落葉性)
<草丈>~80cm程度
<耐寒性>強い
<耐暑性>普通
<耐陰性>強い
<花の色>ピンク、白、赤など
<開花時期>5~9月

アスチルベは、赤やピンクの円錐形のふわふわの花穂と、茂った葉とのバランスがよい多年草です。

梅雨の時期から花が咲き始めますが、雨に当たっても花や葉が傷まず、多湿にも強いですよ。

根腐れに気をつかう品種が多い中、日本の気候にぴったりなアスチルベは育てやすさ抜群!

寒さにも強く、多少日当たりが良くない場所でも花を咲かせる丈夫な植物です。

日陰で育てることができますが、半日陰くらいの場所の方が、花付きがよくなります。

夏場は、直射日光で葉焼けをしたり、株が弱ってしまったりすることがあるので、日陰に鉢を移動させるとよいでしょう。

花が終わった後も、冬まで葉をよく茂らせてくれるので、グランドカバーとしても使えますよ。

鉢植えだと根詰まりしやすいので、1~2年に一回植え替えをしましょう。

ポット苗は、真夏を除き、どの時期でも植えつけは可能ですが、適期は3~4月か10~11月です。

真夏のうちは、休みながら花を咲かせます。

<植え付け>
3~4月、10~11月

<開花>
5~7月、9月(真夏は休みながら咲く)

<肥料(鉢植え)>
4~5月、10月

※関東地方より西が基準

4~5月の生育期と花が終った10月頃に、化成肥料を与えるとよいでしょう。

●乾燥が苦手なので夏場は適度に水を与えるとよい
●花がらはこまめに、摘み取る
●冬は地上部を枯らし越冬するので、地際じぎわから刈りとり、株元の乾燥を防ぐため、マルチングをしておくとよい

病気・害虫

<害虫>
・アブラムシ(春)
・ヨトウムシ(夏)

アスチルベは、切り花やブーケに混ぜても素敵な花ですよ♪

クリスマスローズは花が少ない冬に咲いて華やかに

       クリスマスローズ
<分類>宿根草(常緑性)
<草丈>30〜60cm
<耐寒性>強い
<耐暑性>弱い~普通
<耐陰性>強い
<花の色>白、ピンク、緑、紫、黄、黒、アプリコットなど
<開花時期>1月〜4月ごろ(約4か月間)

“冬の貴婦人”とよばれるクリスマスローズは、寒い冬の時期に花を咲かせてくれるので、取り入れると華やかになりますよ♪

耐寒性も強いですが、日陰でも育てられるので助かりますね。

日向でも育てられますが、真夏の直射日光が長時間当たる場所は避けるとよいでしょう。

種から育てると、花が咲くようになるまで3年かかるといわれるため、ガーデニング初心者のあなたには、ポット苗の購入がおすすめです。

鉢植えの場合は、10~5月頃までは日当たりの良い場所で、6~9月ごろまでは明るい半日陰に移動させるとよいでしょう。

過湿を避けるため、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにします。

<植え付け>
10~3月

<開花>
1~4月

<肥料(鉢植え)>
10月~4月

※関東地方より西が基準

10・12・2月に緩効性肥料を、10~4月までは液体肥料を月に2~3回与えましょう。

●10月~5月までは、土の表面が乾いたらたっぷりと与える
●6~9月までは、やや乾燥ぎみになるよう水やりのタイミングを調節する
●冬場の水やりは、凍結を防ぐため、晴れた日の午前中に行うとよい
●種が作られる前に、遅くとも梅雨前までに花茎・花がらを株元から切る

病気・害虫

<病気>
・灰色かび病(過湿になったり、蒸れたりした場合)

<害虫>
ハダニ

クリスマスローズはたくさんの品種があり、開花時期や花の色もさまざまです。

お気に入りのクリスマスローズを見つけて、ほったらかしで毎年咲く花を育てましょう♪

ほったらかしで毎年咲く花を鉢植えにする方法

ほったらかしで毎年咲く花を鉢植えにする手順とポイント、ガーデニング初心者に役立つ寄せ植えのポイントをご紹介します。

ここまでご紹介したように、品種ごとに細かい手入れの方法は異なります。

まずは、基本の知識として、苗や「芽出し球根」の植え付けの手順と、寄せ植えはどのように作っていくのかを知っておきましょう。

鉢植えで育てる中で株が弱ってきたと感じたら、根詰まりや病気の可能性もありますよ。

鉢植えで育てる場合には、数年に1回は、間引きや株分け、一回り大きな鉢に植え替えるなどの対策も必要だということは覚えておきましょう。

多年草の苗をプランターに植える準備と手順

ほったらかしで毎年花が咲く多年草の苗をプランターに植えるために準備するものと手順を解説します。

ほったらかしで毎年咲く花は、株を大きくしながら繰り返し花を咲かせるため、大きめの鉢やプランターを用意するのがおすすめです。

準備するもの
  • 多年草の花苗
  • 園芸用培養土
  • 鉢・プランター
  • 鉢底石
  • スコップ
  • じょうろ

1種類の花だけを植える単植なのか、寄せ植えにするのかにもよりますが、前提となる「鉢の号数」と「必要な土の量」を知っておくと役立ちますよ。

<鉢の号数><鉢の直径(cm)><必要な土の量(L)>
3号鉢90.3
4号鉢120.6
5号鉢151.3
6号鉢182.2
7号鉢213.5
8号鉢245.2
9号鉢277.8
プランター6512~13

<苗の植え付け手順>

  1. 土を用意する
    【赤玉土(小粒)】と【腐葉土】を7:3の割合で混ぜておく
  2. プランター(鉢)の底に鉢底石を薄く敷く
    鉢底石をネットの袋に入れてから敷くと、土と混ざらず再利用もできておすすめ
  3. 土を浅く入れてから、配置を確かめながら苗を並べる
  4. 苗のすき間に土を埋めていくように、プランターの上の縁から2~3cm下まで土を入れる
  5. 植え付けた直後にたっぷりと水をやる

その後の水やりは、「土の表面が乾いてから」与えることが基本です。

頻繁に水をやりすぎると、宿根草は根腐れを起こして枯れてしまうものが多いので注意しましょう。

この項目の最後に、ほったらかしで毎年咲く花の多年草や宿根草を育てやすくするポイントを3つご紹介します。

植え付けの間隔を空ける

年々少しずつ株が大きくなっていくため、苗の間隔を広くあけて植え付けるようにしましょう。

翌年以降、窮屈そうに感じたら、間引きをするか、株分けをしたり、一回り大きな鉢に植え替えたりすることも大切です。

花が終わった後、葉が枯れる多年草も土が乾いたら軽く水を与える

地表に何もないと水やりを忘れがちですが、地面の中で植物は生きています。

耐寒性多年草(※)の場合は、土が完全に乾いていたら、朝のうちにたっぷりと鉢の底から流れるぐらいの水を与えましょう。

園芸用ネームプレートを付ける

冬に葉や茎を枯らして過ごす宿根草だと、地上に出ている部分がなくなってしまい、何を植えているのかわからなくなってしまうことがあります。

誤って他の植物を植えたり、根を傷つけたりしないように、花の名前を記したプレートをつくり、鉢やプランターに立てておきましょう。

小さな木片に色を塗って自作すれば、プレートが可愛いガーデンアクセサリーになりますよ♪


※耐寒性多年草:-10℃以下の屋外でも耐えられる多年草

確実に花が咲く芽出し球根を植えて花を長く楽しもう

球根植物を、花を咲かせるまでに育てあげるのは初心者には難しいので、確実に咲かせることができる「芽出し球根」を植え付けるのがおすすめ!

芽出し球根とは、花芽が出る状態まで育てられている「芽を出した状態の球根」のこと。

<芽出し球根のメリット>
●2~3週間ほど早く咲く
秋に植えた球根よりも早く咲くように温度管理され販売されている

●確実に花を咲かせることができる
すでに花芽が出た状態まで育っているので、初心者でも花を咲かせることができる

●花が長持ちする
気温が低い時期に開花することで、花を長く楽しめる

芽出し球根を植えるときに気をつけること

<芽出し球根を購入したら、すぐに植え付けする>
・ビニールポットの中で根詰まりを起こしていることが多い
・一回り大きな鉢の鉢底に「鉢底石」を入れ、「培養土」で植え付けする

<植え付けの深さは購入時のポットと同じ状態が目安>
・深く植えてしまうと、出ている芽や花芽・根を傷つけてしまう
・購入時のポットと同じ状態の深さで植え付け、同じ土の高さにする
・根を傷つけると開花しなくなることもあるので、根を崩さず、ぐるぐるに固まった根もそのまま優しく植え付ける

<寄せ植えの順番は球根が先>
・狭いスペースに押し込んで根を傷つけないよう、先に芽出し球根を植えた後、花の苗を植える

初めての芽出し球根の寄せ植えに、下記の球根植物もおすすめなので、選んでみてくださいね。

<植えっぱなしで育てられる芽出し球根の例>
◆八重咲きスイセン イエローチャフルネス
◆ムスカリ アルメニアカム
◆ハナニラ

初心者におすすめ!多年草の寄せ植えのポイント

       寄せ植えのイメージ

ガーデニング初心者のあなたにおすすめの、多年草の寄せ植えのデザインを考えるときのポイントを解説します。

寄せ植えは、ただデザインや色だけで決めるだけではうまく育てられないこともあります。

寄せ植えをしてみたいけど、どこから手をつけたらよいのかしら…。

植物が好む水やりの頻度や日の当たり具合などが似ているもの同士を選ぶとよいでしょう。

一方で、生長タイプが同じものだけだと平面的でなんだかセンスが悪い仕上がりになってしまいます。

ガーデニング初心者のあなたは、3ポットの寄せ植えからチャレンジしてみるとよいでしょう。

~ガーデニング初心者におすすめ3ポットの苗~
「メインの花」
「わき役の小花」
「カラーリーフ」

組み合わせを考えやすく、バランスも取りやすいですよ♪

その上で、以下の4つのポイントを押さえつつ、寄せ植えの配置を考えていきましょう。

1.置く場所に合うイメージを考えよう

作った寄せ植えを、どこに置くのか決めましょう。

その場所に合うのは、おしゃれでシックなイメージなのか、かわいらしいイメージなのか、華やかなイメージなのか…。

あなたが決めた場所に、どんなイメージの寄せ植えを作りたいのか考えてみましょう。

2.生育環境と生長タイプを知ろう

日向が好き、半日陰や日陰が好き、乾いた場所が好き、湿った場所が好きなど、それぞれ好む環境が異なります。

寄せ植えには、適した環境が似ている植物を組み合わせて作りましょう。

また、植物によって、背が高い・低い、横に広がるもの、垂れ下がるもの、花や葉の形が線をつくるもの、面をつくるものなどさまざまです。

異なる草丈、異なる伸び方のものを組み合わせることで、寄せ植えに立体感がうまれます。

現在の見た目だけでなく、これから先どのように生長していくかを知ることで、今と将来の形のバランスをイメージすることができます。

3.色のバランスを考えよう

同じ色調の花を集めるのか・淡い色調の花でそろえるのか・反対色の花を組み合わせるのかによっても、雰囲気がまったくことなりますよね。

ポット苗を並べてみて、色のバランスを見ながら考えましょう。

色がまとまらず、ごちゃごちゃした雰囲気になってしまう時は、その中に白い花を1つ使うとまとまりやすくなるというコツがあります。

4.配置を考えよう 

<バランスのよい配置の基本>
1.まっすぐ伸びて草丈の高くなるものは鉢の中央〜後方
2.低いものはその周囲に植える
3.鉢の縁に垂れる植物を植えると鉢と植物との一体感が生まれる

中心や後方に背が高い植物を配置し、手前や周囲に小さい植物を植える三角形のデザインを基本に作ると、配置しやすいでしょう。

おしゃれな雰囲気に仕上げるには、カラーリーフなどを添えるのがコツです。

慣れてきたら、左右で同じ植物を植えるシンメトリーや、ドーム状にボリュームを出すデザインなどに挑戦してみると楽しいですね!

あなたの個性を思う存分発揮させて、素敵な寄せ植えを作ってみてくださいね♪

まとめ

  • ほったらかしでも毎年咲く花をプランターで育てたいガーデニング初心者のあなたに、多年草の育て方とおすすめの多年草11選をご紹介!
  • 春楽しめるシャクヤクは大輪で甘い香り、夏に涼しげなキキョウは切り戻しで秋も咲き、秋に咲くシュウメイギクは草丈大きめ、ゲラニウムロザンネイは可憐な花を初夏から晩秋まで楽しめる
  • 球根植物は、ラッパのようなスイセン、ぶどうみたいなムスカリ、星形の花のハナニラ、鈴みたいなスズランの4つを紹介
  • 日陰でも育つ多年草は、横に広がり花が終わっても葉が美しいアジュガ、円錐形の花穂と茂る葉が魅力で多湿に強いアスチルベ、花が少ない冬に華やかに咲くクリスマスローズの3つを紹介
  • ほったらかしで毎年花が咲く多年草の苗をプランターに植えるために準備するものと手順を解説
  • 植え付け間隔を広めにとり、冬に地上部分が枯れてしまっても水やりを忘れず、地上部分がなくてもわかるようにプランターにネームプレートを立てるという3つのポイントがある
  • 球根植物なら、花を確実に長く咲かせることができる「芽出し球根」を植え付けるのがおすすめ
  • 寄せ植えをするなら3ポットからがおすすめで、置く場所のイメージ・生育環境と生育タイプ・色のバランス・配置の4つのポイントをおさえて、素敵な寄せ植えデザインを考えてみよう

多年草を選べば、ほったらかしで毎年咲く花をプランターや鉢でも育てられるのです。

ガーデニング初心者でも比較的簡単に育てられる多年草11選から、育てる環境に合わせて、好みの花を選んでみてくださいね。

あなたもさっそく、ほったらかしで毎年咲く花の多年草を、苗や芽出し球根を植え付けてみませんか?

地植えをしてみたいあなたは、こちらの記事を参考にしてみてくださいね♪↓

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